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|Od roku 2019|
§ チェコ語学習|703日|1年11ヶ月と3日
§ ヒアリング時間|1376時間
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チェコ語の構造は日本語とは違う。
なぜか、チェコ語と英語のトレーニングを増やすことで両国の言語力が上がったのだけど、その理由は謎のまま。
多分、日本語との構造の違いを脳が受け入れたからだろうと思う。
ある国のヒヤリング力を磨くと、他の国のヒアリング力が上がる不思議がある。
だから、一番最初の母国語以外の言語学習が一番苦労すると言われるのだろう。
さて。
チェコ語の基本構造は。
まず、主語。これは全ての言語に共通するもの。
けれどもチェコ語は日本語と同じで主語を省くことができる。
主語Sは、名詞や代名詞を指す。
次に、動詞V。これは動きや状態のこと。
あるものやあることが現在どのようなことになっているのか。
すでになのか、これからなのか、今を基準にした状態にも影響する。
そして目的語O
日本語のてにをはになるのかな。
さらに、形容詞。
これは名詞の前に置かれて名詞の性質を表す。
チェコの単語を二年間覚えてきたので、何かを見た時にそれをチェコ語で思い浮かべることはできるようになっている。
しかし。
自分で文章を作る能力はあまり高くない。
これはほとんどの言語学習に共通すると思うのだけれど、自分で文章を作るのは本当にネイティブレベルに足を突っ込んでからの話だと思う。
それまでは、真似するに徹する。
* *
次に。人称が大事だと思う理由。
動詞は動きを表す表現だから、元が絶対に存在する。
“言う“のは、誰が?
“行く“のは、誰が?
“思う“のは、誰が?
ここが決まると、次に時勢を当てはめれば良い。
基本構造がわかると、直訳で並べて練習することでその国の特徴がどんどん上積みされる。
例
|Jídlo a pití pro yahřátí těla i duše.
食べ物 と 飲み物 のため 温める 体 と 魂
最初の頃は、中学校の英語の授業みたいに、前から頭に入れていくことがチェコ語を理解することだと信じていた。けれど、直訳と意訳を考えるのをやめる訓練を自分に課した。この訓練をし続けることで、日本語のネイティブとしての思考回路から外国語特有の思考回路を脳にインストールすることができた。脳内変化することで、日本人と会話しているときも、同時進行で外国語の構造で話を把握することができるようになった。
日本語は曖昧な言語であるため、お互いに設定を明らかにすることはない。
これが、小説のどんでん返しに繋がる。
そうだと思わせるように書かれた表現が実は違っていたというように。
最後に。
最近思うのは、日本語も英語もチェコ語も、同じだという感覚。
半年前くらいに、言語は大きな方言じゃないか。と書いた記憶があるけれど
その表現が日本語でどういう意味なのか? を考えていた今までと違う点は、あるフレーズで何を伝えているのかを予測するように変わったこと。
例えば、九州北部で、「しちゃらん?」という言い回しがある。
これだけ聞いても何のことかわからない。
でも前後と相手の動きからその単語が何を指すのか予測することができる。
外国語の学習もこれを使えるような学習が効果的だと思う。
ひたすら単語を覚えるのは、「しちゃらん?」は「してくれない?」とノートに書くようなもの。