Dobré odpoledne.
チェコ語学習日数
◆152日 ( 5か月と0日)
5ヶ月経過。6ヶ月目突入しました。
先日、ポッドキャストとチェコ語の字幕無し動画の違いを自分なりに考察しました。
前回チャレンジして、全く理解ができず、たった数百の単語ではダメなのか!?
と微妙に凹んだのですが、見方を変えたら、今の自分のチェコ語レベルを測ることができる最適なコンテンツではないか。
と急にテンションが上がり、一本全部、日本語字幕無しで観ました。
個人的にはファンタジーが好きなので、fantasyを。
fantasyは英語ですね。
チェコ語だと、
fantaskní [fantaskɲiː] adj | |
とか
fantazie [fantazie] f | |
私、昔から中世の雰囲気が大好きです。
観終わった結果については、ここに言語化するのも恥ずかしいほどですが、収穫がいくつかありました。
一個ずつ考察していきます。
1)想像するしか方法がない。このため、脳をめちゃくちゃ使う。
2)所々、わかる単語が存在する事実。
ポッドキャストはどちらかといえばシャワーなので、意識・無意識の差に関係なく、耳を鍛えることになると思います。半年も続ければ、日本語ではない音を聞き取る力も少しずつ高まってくる、と信じています。
そういえば、思わぬところで良い兆候がありました。チェコ語を学んでいるはずなのに、なぜか英語のフレーズが以前より感覚理解できるようになっていること。これ、なぜだろう。
■hezký den.
とか
■hezký víkend.
って
良い…(日とか週末とか)を!
になるのですが、この感覚は日本人の思考にはありません。
英語にもありますよね。
have a good day
or
have a nice weekend.
とか。
前述の英語もそうですが、チェコ語を学んで常々感じること。それは、所有の感覚で物事を表現することが多いこと。
日本人は所有の感覚はあまり表現にはないですよね。共有資産とか平等意識が潜在的に組み込まれているのか。言語がそのような文脈だから日本人の気質が後からついてきたのか。これ文化人類学あたりになるのでしょうか。
どんどん話がずれていくので元に戻します。
映画を観ると、シーンに合わせて言葉が交わされるのは当たり前ですが、シーン自体の映像の意味はわかるわけです。
父親らしき人と、息子がえらい剣幕で向き合っている時に交わされる言葉に、ありがとうはあり得ない。おそらく一目惚れしたであろう主人公がヒロインと初めて会話するときの言葉。
話されている単語自体はわからないのですが、全編見て、大まかなストーリーはわかる。と書いて、何を当たり前のことを…と感じますが、実はこの当たり前が結構大事な気がしました。
私は言語学習の超初心者であり、以前は言語に苦手意識を持っていたので、どうやって学習したら良いのか、いまだに手探りです。
それでも、少しずつ、言葉の並べ方といいますか、チェコ語の雰囲気がわかるような気がするのです。
ストーリーがわかるのは映像(視覚)の恩恵が高いです。主人公の名前を知らないはずなのに、最後主人公の名前が分かったりするのです。ポッドキャストや小説の朗読ではわからない感覚です。(これ、人称名詞? 擬音? 等)
そして二つ目。
わかる単語が意外とあること。
例を挙げます。
■dobrý člověk
ヒロインがある人物に言うセリフです。
日本の映画なら、「良い人よ!」ですね。
■a jak?
これ直訳すると、「そして、どのように?」となりますが、映画を観て思ったのは明らかに「そして、どのように?」ではないのです。シーンが合わさっているので、シーンから推測すると、「はあ? どうやって?」なのです。キャラクターの関係からイメージできます。
■později.
おそらく、「あとで飲むわ」
直訳では、「後で」
この言葉は、主人公がヒロインにワインを持っていき、ヒロインが答えたセリフです。
多分、主人公は「ワイン飲みますか?」と言ったはずですが、ちゃんと聞こえたのは「víno」だけ…笑
結論
気付きは、現時点でもかなりチェコ語を楽しんでいることです。
理解できずに全編、観れたことで、自分の価値観が壊れました。
そもそも言語学習において完璧な理解など存在しない。
母国語である日本語でも怪しい…
なので
言語学習を達成可能な目標やマイルストーン的な考えにしてしまうと、理解したい、話したい、が先行してしまい挫折する可能性が高くなるのかもしれません。
なんだか禅的ですが、その途中の自分が楽しかったら、いつか絶対に話せるような気がしたのです。
以上、1人でモチベーションアップな記録でした。