ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

国内旅:DAY 2

2日は、静岡市。

この日の夜が一番のイベント。

 

18時半からで予約したのですが、GW期間中ということもあり、少し早めに移動して昼頃には到着を目指します。

 

昼頃に静岡に到着する予定で、午前中は軽く東京を散策。最近知り合いになったポーランド人が、Xのギタリストの命日だから本願寺に行ってくれないかとメッセージをくれたので、本願寺へ。東京は近いようで、移動すると人混みも相まってなかなかの疲労感。

 

本願寺は、あたりまえですが外国の方でごった返し。

ここは、築地の近くなのでかなりフィーバーしてました。

しかし想像を遥かに超えた外国人の数。ここから東京駅まで歩いたのですが、1分に1回はすれ違うレベル。

 

東京駅に着いたらフィーバーが最高潮でした。昔から東京駅は人で溢れていましたが、今は真っ直ぐ歩くことが難しい。キャリーケースだらけ。

 

GW期間中ということで、のぞみ新幹線は、全席指定。

とはいえ、静岡駅は、のぞみは止まらないので無問題。

ものすごい激混みを想像していたのですが、自由席はスカスカでした。

今回の車両は、Wi-Fiに加えてコンセントも付いていて進化を感じたり。

 

のぞみにガンガン抜かれながら。それでも、1時間20分ちょいで静岡駅に到着。

何気、初上陸。

 

大体、背の高い県庁には展望台があり、ここも展望台があり。

ということで曇りだけど登ってみたら。

 

下の富士山の位置に、うっすらと雪のかかった山頂がちらり。

仕方ないので、違う方角を写真に収めて浅間神社を目指します。

 

 

歩く前に、県庁の隣にある駿府城公園を記録に収め。

意外と曇りも絵になるような気がしました。

 

 

30分くらい歩くと。

 

 

人はまばらで、ひんやりとした感覚で精神浄化。

森の中に入るからなのか、静岡の気候なのか。とても過ごしやすい。

 

お参りの方が、数分もの間、祝詞を言われていたので、後ろで待機したり。

通常のお参りと比較してはいけませんが、背中から溢れ出るオーラが凄まじかった。

信仰心ってこういうことなのかも。

だとしたら、私はビールの神への信仰心は負けてない自負があります。

 

ということで、下山。

ビールの神の祝福を受けたことだし。

って思っていたら本当に祝福が。

 

帰り道、何気に見たのぼりに「クラフトビール」の文字。

周辺を探しても、飲み屋らしきものは見当たらず……

蕎麦屋みたいな青い暖簾に、「麦」の文字。

キャッシュレスが大丈夫か聞くために入ったところ。

クラフトビールの酒屋でした。

意外と周りを見ているようで見ていないことを反省。

 

 

お店の名前は。

「過ごせる酒屋 MUGI」

 

sakaya.beer

 

あとで調べたら、まあまあ静岡では有名なお店だったようで。

浅間神社からの帰り道、寄り道したわけではなく通り道にありました。

静岡の醸造家のビールが置いてあったり。

 

 

このビール、香りづけで檜を入れているようで、檜の部屋にいるような感覚になるビールでした。温度が上がると、麦芽の持っている甘味が増してきて味へんするという不思議なビールでした。人によっては、めっちゃ美味しいとはならないかも。私は好きな味。

 

また、ハチミツのお酒、「ミード」なども飲ませてもらいました。

また静岡訪問の際は伺いたい。

 

 

ホテルへのチャックイン時間がいい感じになったので、お暇しまして。

 

本日のメイン、おそらく日本唯一のポーランド料理の専門店へ。

 

Smacznego
〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠2-10-8 パサージュ鷹匠1F
r.gnavi.co.jp

 

外観。

 

メニューはこんな感じ。

 

ついに、きてしまったよ感と。

楽しみさと、まだ旅行後2ヶ月なのに大好きになったポーランドの思い出が蘇り。

心臓がドキドキ。

 

入って予約したことを伝えて、カウンターに着座。

 

店主が一人で切り盛りされている小さなお店で、4人がけテーブルが2つにカウンターが6名分という店内使用。

 

後から理由は知ることになりますが、某グルメサイトで見たポーランドビールはなくて、チェコの瓶ビールと、樽生はサッポロ黒ラベル。そのはず。静岡には、サッポロビールの工場があります。

 

黒ラベルと、pierogi ピエロギを注文。

 

お皿も、ポーランド食器でした。

ポーランド人の皆様へ送信したら、お皿に感動しておられました。

 

現地のピエロギも、日本人好みだったので特に日本仕様になっているわけではなく、とても美味しい。

ちなみに、現地で食べたのはこちら。

 

 

こちらの店主は、8年ポーランドで日本企業の料理人をされていたそうです。

私の好みの味というかポーランドにまた行きたくなり。

 

次に、チェコの瓶ビールと、シュレジ(ニシンのマリネ)を注文。

 

 

マリネなので、ビールと合いまくりです。

 

現地では、サーモンだったけど、ポーランドでは魚もよく食されているようです。

 

そうこうしていると、19時頃、お店は予約でほとんど満席に。

 

店主さん、大忙し。私がここにきた目的を伝えるのは、少し落ち着いてからにしようと思っていたら。

 

常連さんが1人、カウンターに来られました。

 

そしてこの方の登場が、私が閉店までいることになるきっかけに。

 

常連さん「今日はポーランドビールあるの?」

店主さん「ごめんなさい、今はポーランドビールないんですよ」

 

常連さんと店主さんが、私のビールを見て「今は、チェコのビールなんです」

その言い方がとても意味深だったのですが、あとで理由がわかります。

 

「じゃ、生ビールください」

 

常連さんの晩酌がスタート。と同時に、私が注文したシュレジが到着。

 

私が食べている料理の名前とか、数回会話して。

何がきっかけでポーランドの話になったのか、詳しく覚えていないのですが。

 

あるタイミングで、常連さんが「私、ポーランドが大好きなんです」とポツリ。

話によると、30年くらい前に、ポーランドに行ってその空気感に惚れてしまい。

晩年に近づいた今、また行きたいんですよ。と。

 

実は私もなんです。と話を切り出して。ここに予約したきっかけを話すと。

なんでまた? あまり日本ではメジャーではないですよね。と問われたので。

ビール好きで、チェコかポーランドに行こうと思っていたらポーランドの知り合いが増えたので。と回答。

 

で、あの国は言葉では説明できない魅力があり、2年後に移住する計画を立てているんです。と、自分の思いを語り出したら。常連さんのお酒のペースが進み、一緒にきた人みたいな空気になってしまいました。

 

そして1時間程が過ぎて、店主さんが落ち着いてきたところで。

 

店主さん「ポーランド行ったことあるの?」

調理しながら耳に入っていたはずです。

私の中では、待ってました。

 

ポーランドのビールの美味しさ。街並み、空気感、人の優しさ、料理の美味しさ。

全部感じていることを伝えたら、店主さんがまさかの発言。

 

「今はここで、この店やっているけど、いつかはポーランドに戻りたいだよね」

 

続いて

 

「あの国は、言葉では説明できない魅力があるんだよ。で、はまる日本人はとことんはまる。そんな日本人をたくさん知ってるよ」って。

 

さらに。

私が、ガイドを見て行きたいところをチョイスしたけど、合う街と合わない街があったんですと言ったら。現地の情報がドバドバ出てきて。

 

ちなみに、ポーランドのビールは輸入する会社に日本資本が入っていないため、個人で仕入れるか、大使館からの横流し(言い方)しか手に入らない状況だったのですが、新しい大使に変わったら、その人があまりお酒を飲まない人なので、手に入らなくなったとのこと。

 

最終的に、全てのお客さんが帰られて。

 

私と、常連さんと店主さんの3人になってから、会話はさらに弾み。

2年後に移住したいんですって伝えたら。

 

もし本当に移住するなら色々教えるよって言ってくださり。就業ビザ取得の方法と、更新の方法。長期滞在の住む場所など。

 

常連さんも帰られて、最後は店主さんと2人で閉店まで。

 

次回は、東京を挟まず、直行で静岡に行こうと計画中です。