ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

≡ 聞き流しについて

現時点の話になりますが、私が感じることとして。

聞き流しでの言語力向上は“あり“といえば“あり“で、“なし“といえば“なし“です。

 

ある言語を聞き続けたらいつか、理解できるようになる。とは思いません。

 

言語学習の本で、本屋を眺めている中で最近のトレンドを考えていくと、“だけ“思考が増えているように感じます。まだ、駆け出しながら言語学習をしてきた身からすると、本気で外国語を向き合おうと考えれば考えるほど、言語学習ってトライアスロンみたいな複合スキルのデパートみたいな感覚になります。

 

1F ボキャブラリーの基礎

2F 文章の作り方全般

3F 表現方法を上げるための形容詞

4F 定型分の浸透化

5F 自力思考

6F ヒアリングによる聴力の向上

7F スピーキングによる話力の向上

8F 違う表現を使う並列思考

 

何か一つだけでマスターできるとしたら、足の筋肉だけを鍛えたら足が速くなると考えるのと似ていて、どう考えてむ無理な話です。

 

しかし、言語学習は難しく(これは事実)長い道のりです。

最近のトレンドはそれを簡略化して継続できるように努力しているという側面はありますが、言語の難しさは異常です。楽しいから継続できるという感覚とは違うと感じます。

 

聞き流し(ポッドキャストなど)で得られる恩恵は、初期と中期、後期で違いますが、初期でやってもその国の音になれる程度。

 

私は、その国の言語の音楽を聞くようにしています。

 

音楽なら言語に集中することなく自分の好きなタイプの音楽を選ぶことができ、歌詞の意味は理解できなくても聞き流すことができます。学習しているという自覚を外すこともできます。

 

さらに。

 

何が足りないのかを自然と教えてくれるのがいいところ。

歌詞の意味が理解できないのが、語彙力の不足なのか、表現力の不足なのか、文法力の不足なのかを考えていくと、全部の単語を知っているのに、意味がわからない場合は、文法や表現のスキル不足で…を積み重ねていくと。

 

あれほど、嫌いだった、単語力と文法力を磨く必要を感じてしまうわけです。

 

銀行はどこですか?などの短文がわかった後にやることはやっぱりこれなのか、と納得していたり。短文から長文の読解力のステージに上がったと素直に喜ぶべきなのか。どのステージにいても、壁ばかり。ですが、それを超えると、少しずつ成長するものです。

 

言語交換アプリを使って、ポーランド人の方と話すと、“なんでそんなにわかるの?“と言われますが、それは“YOUは何しに日本に“でもよく見かける、「私、日本語少し大丈夫です」って聞いた時に、「おお!」って感じるのに似ているのではないかなと。

 

今年は、ポーランドにもいくし。たくさんの言語の挨拶がわかる人から、ある国の言語をネイティブレベルで操れる人になりたいと最近思っていて、その最たる言語が、スラブ系の二つ。

 

チェコ語と、ポーランド語です。

親戚に、ウクライナとかロシアがありますが、喧嘩しているし。

 

遠い将来このブログで、今も言語を学んでいるという記録を書くとき、どんな感覚になっているのか楽しみです(って未来の自分が読んだ時のことを考えてみる)

 

*最後に*

言語って、新しいことを学ぶより、完璧な単語やフレーズを積み重ねていく方が確実にレベルアップすると思います。たくさんの語彙を知っているとなんか気持ちいいですが。

 

でも、“これください“を寝言で言えるくらいに浸透させていく方がいいと、今の私は思います。

 

ポーランドの音楽で最近聞いているアーティストはこちら。

Szary świat

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  • sanah & Kwiat Jabłoni
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes