ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

言語を学び続けることは。

チェコ語学習|1,224日|3年と4ヶ月と8日

ヒアリング時間|2,120時間

 

 

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言語学習期間史上、あまりにも苦しい3月の前半から中盤を経過して。

考え方がまとまったので記録しておきます。

 

このブログのタイトルにもあるように、外国語を学び直そうと思ったきっかけは、ビールです。ビール大国チェコに行きたいと思い、チェコのことを調べていたら、チェコではチェコ語が話されているということを知ります。チェコでビールを注文したいという想いからチェコ語を学び始めたのですが。

 

チェコ語を学ぶ環境のほとんどが、英語であるため英語を学ぶ必要性を感じ、チェコ語に費やしていた時間を英語に割り振りました。

 

そう。そしてこのタイミングで、日々の行動が自分の結果を意識するようになったのです。今振り返ると明確にわかります。もう少しわかりやすい言葉で表現すると、自分が学習のために使った時間と労力が、自分に帰ってこないと不安に成ったりする感覚のことです。

 

いつまで経っても、ちっとも成長しない。

なんのために言語を学んでいるんだろう。

この時点で、ビールもチェコも消えてしまっています。

頭のどこかでは、英語をマスターしてからチェコ語という流れが自分の中にあることを知っているはずなのですが、毎日のルーティンとしての英語学習がいつの間にか、苦行になっていたのです。

 

10日くらい悶々とした日々を過ごす中で。ある日、英語の学習時間とチェコ語の学習時間を、入れ替えてみました。

 

2019年の頃に戻したわけです。すると不思議な感覚になりました。英語は超初心者を通過ひて、A2からB1レベルなので理解できることがどんどん多くなっていて、よりレベルアップしたい想いからたくさん学習をするので、わからないことが多くなってくる。でも、チェコ語はまだ中級には行っていません。なので、わからなくて当然という前提があります。だからちっとも苦しくないのです。むしろ楽しい。

 

英語とチェコ語のレベルは違うということは、これまで英語の学習に費やした時間の分だけ英語のレベルがちゃんと上がっているというあまりにも単純な事実を思い出しました。

 

プロセスを記録するためにここに書いているはずなのに、本人が勝手に“ミライヘノコミット“に意識を奪われていたことに気づくことができました。

 

そこで、自分の思考回路をもう一度、再構築しました。

 

ポイントは3つあります。

 

・全ては、“可能性“

・完璧を目指さない。正解を求めない。

・目標を定めない。

 

まず最初に、可能性について。

この世界はやたらと意志力とか目的とかが美化されています。

目標を持ちなさい。夢を持ちなさい。

したいことを探しなさい、成りたい姿を想像しなさい、できると信じなさい。

などなど。

 

でもこの願望が、自分の視野をどんどん狭くします。

全ては無限に広がっている可能性なのですが、その可能性を自分の意図が入ることで小さくしていくわけです。

 

読み返した、この本にも書いてありました。

 

 

こうして、このように持って、なんだかんだと意図を持つことで、弓術はダメになるそうです。その瞬間が来たら、弓は勝手に指から離れる。当時読んだ時には意味不明でしたが、なるほどそういうことかと思ったのです。その瞬間が来たら、勝手にレベルアップするのが言語。だから、自分のレベルとか自分の意図を排除して、可能性の中にあるどこかのポイントがあることを信じる。

 

このように考えることで、“そっか無限の可能性の中にいるのか“と肩の荷がなくなった感覚になりました。

 

もしかしたら、2025年に、・・・しているかもしれない。・・・になっているかも。

ニュージーランドに留学しているかも。チェコでビールを作っているかも。

したい! って思うより可能性の中の一つとして夢を設定すると脳が本気になる気がします。

 

Again and again...

 

次に、完全を目指さないことについて。

 

私は日本語ネイティブです。しかし、完全な日本語を話しているかといえばその自信はありません。そもそも完全な日本語ってなんでしょう。日常生活で、会話に困らないだけで日本語を完璧に話せているか聞かれたら疑問です。

 

なのに、なぜか英語とか言語学習は完璧を目指すんですよね。

これ、日本の教育が原因なのでしょうか。

 

日本の教育って、だいたいこのような問いがあります。

“正しい答えを記入しなさい。“

正しい答えが1つしかないような洗脳。

でも、言語を学ぶと正解の有無どころか、答え方は無数にあるわけです。

日本語でも同じです。伝え方はたくさんある中で自分で相手に合わせている。

だから完全を目指すことをやめました。

すると、正解か間違いかを気にする思考が綺麗に消えて無くなりました。

今わからないことは、悩まずパス。いずれわかるようになる。というライトな感覚。

 

最後に、目標を定めないこと。

これは可能性の話に関係ありますが、目標とか目的を定めないことで、自分の可能性を常に全開にできます。毎日の行動と、未来の結果を完全に切り離すことで、毎日の行動がとても楽になります。

 

必要なターニングポイントはちゃんと設定されていて、ゴールは勝手に現れる。

というか、ゴールテープを切った瞬間に、そこがゴールだと気づくのかもしれません。

 

 

そしてこれからの3つの思考回路をまとめる真実。

それは“時“です。

 

ある“時“が来たら私の意図とは無関係に、何かが起こります。

それが今年中か来年かはわかりませんが。

 

この思考になってから、とても楽にトレーニングすることができるようになりました。

そして、チェコ語の学習時間と英語の学習時間をevenにすることで思い出した感覚。

 

言語の学習って、やっぱり楽しい。