ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

Právě jsem si koupil nové auto.

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|Od roku 2019|

チェコ語学習|821日|2年2ヶ月と29日

ヒアリング時間|1485時間

 

今日のビールは、アサヒビールからサラッと発売された、通称マルエフの黒。

黒ビールは、好みが分かれるところだけど、この黒生は美味しかった。

 

***

 

今日のタイトルは。

私は新しい車を購入しました。の、チェコ語。

英語なら

I bought a new car.

 

ビールと同じで、車も人それぞれ好みがあって、乗り味とかの好みも違う。

私は、どちらかといえばはっきりとしたステアリングフィールが好きなので、重厚なハンドリングが苦手だ。軽快感と言えばいいだろうか。

 

某メーカーの最新車を納車まで乗っていたけれど、その車のステアリングフィールがあまりにも自分の好みと違っていた。レビューとかでは、自分の好みが最上で、それ以外を否定する風潮があるが、その乗り味が好みの人もいるためバッサリと切り捨てるのは好みではない。

 

これは、ビールも、映画も似ていて、多くの人が持っている感覚はそれ自体が完全なので、自分を肯定しつつ他者を否定する姿勢はダサい。

 

にもかかわらず、この世界の感覚が自分だけであるかのような書き方をする人がいる。

これには本当に辟易する。

 

ハンドルを切った時の、車の挙動が自分の好みであることが最高の喜びなので、私は車を買うときは、いろんな車を試乗する。もちろん営業マンとのフィーリングもあるけれど、第一は車の挙動とかサスペンションの動き。

 

この表現について、外国語の感覚を持って説明しようと思う。

 

日本語は、主語を省く性質があるためか、自分が世界の中心であるかのような表現が多い。

外国は、あくまでもこれは私自身の感覚であるが、と前置きを入れる。

 

だから、この車の感覚は個人的には合わない。と言う表現を使う。

でも、なぜか日本人はこの車の、と言う。

この車が悪いのではなくて、それを自分がどのように判断するのかが大事である。

 

だから。外国語を学んで、この外国語の特徴を学べば学ぶほどに、自分の感覚とそのプロダクトが持っているものを分けて考えるようになった。

 

ビールも同じだ。これは美味しい。は正解かもしれない。だが、正確には。このビールは私の好みにあっていて、私は美味しく感じる。と言う。言わなければならない。このビールは美味しい。とだけ表現するのは、違う。

 

外国語を学ぶことは、単純に言葉を学ぶだけにとどまらず、その国の文化とか表現の仕方を学ぶ楽しさもある。そしてそれは日本語を軽視していいわけでもないし、外国語を称賛する訳でもない。

 

それぞれを知る。

車を運転しながらそんなことを考えた。