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|Od roku 2019|
§ ヒアリング時間|1362時間
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認知能力とは。私の中では見たものや聞いたものを脳内で処理する能力だと大まかな理解をしているのだけれど、言語のトレーニングを2年近く続けて、最も変化したのは、瞬間把握能力。
誰かが話していることを聞いて、どういうことなのかを理解する速度が異常に速くなった。
極端な話、話をする前に相手が何を言おうとしているのか、どのような感覚を抱いているのかがわかるときもある。
「なんで言おうとしていることがわかった?」
と言われることが多くなったのがその証拠。
これは仮説なのだけど、言葉というものは一番最後に位置していて、その前に思考とかその人が持っている性格とかがある。そして何かを伝えたいという意思が発生してから、どのように言葉を使うかという方法論が現れる。
意識<思考・意思<言葉
異国の言葉をトレーニングすることは、意識とか思考までも追いかける練習を無意識にしているのかもしれない。言葉を音のままで捉えていてはいつまで経っても言語を身につけることはできないからだ。
このトレーニングをずっとやっているから、「伝えたいことは一体何か」を常に考えながら人の話(外国語も)を聞いている。
すると不思議な能力が発揮されて、言葉を発する前の相手の無意識の思考がピンとくることがある。これは超能力ではなくて人間が元々持っている能力のような気がする。今現在は失われている可能性も含めて。
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次に、地図やポスター、看板や風景など。
見たものを把握する能力は前よりも高まったような気がする。
一度通った道は、ほとんどの場合覚えているし、看板が何を伝えているのかもパッと見たらわかるようになった。
知り合いは、動態視力がいいのかもしれないと言っているけれど、果たして本当のところはどうだろうか。
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思わぬ副産物が多い言語学習だけど、一体チェコ語と英語とイタリア語が今どのくらいのレベルなのだろうかと、もう一人の自分がうるさい。
気づけば、もっとも言語力が高いのは英語になっている。
次にチェコ語。
イタリア語は本当に簡単な言葉しか覚えていないので、旅行に行ったとしてもあたふたするだろう。
今学んでいる言語の習得度を旅行に行ったとして測るようにしている。
英語とチェコ語は、一人で旅行に行ってもなんとかなるレベル。
地元の人と長々と話すレベルではないけれど、簡単な往復ならできる。
イタリア語は聞くレベルも話すレベルも低い。
けれど、不思議なことに今学んでいる言語の中ではイタリア語が一番好きかもしれない。
チェコ語は市内に行っても全く通用しない。
チェコの居酒屋ホスポダで通用する単語が多いからだ。
フレーズもビールを頼むとか限定的。
英語は日常会話をヒアリングして、うなづけるレベル。
でも話すことはできない。
ずっと聞いてきたけれど、さすがに2年近く聞いていたら、外国語耳は形成される。
この先のトレーニングは…
やっぱ原点回帰で、幼児の観察か。