|2019-|----------------------------------
§ チェコ語学習|573日|1年6ヶ月と26日
§ ヒアリング時間|1133時間
§ 学習トータル時間|1697時間
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|2021-|-----------------------------------
§ イタリア語学習|148日|
§ ヒアリング時間|30.6時間
§ 学習トータル時間|18.6時間
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言語は、覚えるものではなくて身につけるもの。
でも覚える必要なものもある。って意見もある。
でも私は、完全に覚えるより身につけるものだという体感がある。
単語をどれだけ覚えても、次から次へと忘れていく。
面白いように忘れる。
だから逆に覚えようとするのをやめた。
忘れないようにすることも可能だ。その場合やることは繰り返しだ。
繰り返すことで、単語はある程度覚えられる。
なぜある程度か。それは1年間、銀行が|banka|だと覚えていけば、いずれ銀行をみた時に、チェコ語の意味が出てくるから。
言語はコミュニケーションなので、いきなり「銀行!!」というケースは稀だ。
銀行という単語を使って、私たちがどんなことをコミュニケートするのかを考えなければならない。
よく、単語帳などでは、銀行、博物館、駅、バス停、道。
をひたすら覚えるように指示される。
1年間チェコ語のトレーニングをしているから簡単な名詞なら1500単語くらいはわかる。
けれども、それでは会話は無理。
会話は、会話に特化したトレーニングがある。
別の言い方をすると、会話特化のトレーニングに紐づいて単語学習が存在するべきだと思う。
人間の脳は単発で覚えたことはサラサラと消えていく。
昔はよくみていた、「G社の動画サービス」この右側に、いつも出てくるあれ。
あれはよくできていて、関連のものに、それとは関係なさそうなものが入っている。でもそれは色々みているあなたなら感心あるはずですよ。というG社からの提案だ。そうやって、検索せずに提案してくれるありがたさに麻痺して、動画を渡り歩く。
人々が動画サービスに滞留する時間が増えれば増えるほど、コンテンツ制作者とG社が儲かるという仕組み。
今日はそんなことをメインに言いたいのではなくて、G社は人間の脳とか心理をよく研究しているから、その仕組みは言語トレーニングにも役立つだろうと思ったわけ。
人間の脳は、前も書いたけど連鎖が大好きだ。全く関係のないことを脳は覚える気がない。
関係あることを、繋いでいくのが得意だ。
新しい道がここにつながっていたのか。
という発見に似ている。
元々知っている道があるからこそ、別の道から行った場合に知っている交差点に出会うと、脳が喜ぶわけだ。
脳の法則は
今まで知っているもの × 未知のもの
を掛け合わせながら学習していく習性があるようだ。
だから、型を覚えてそれを展開するトレーニングは効果がある。
その型の最後に、伝えたいことを表す単語がある。それが名詞だ。
伝えたいことがなければ、名詞を覚えても意味がない。
ビールが好きなのに、会社経営社でもないのに「雇用する」という単語を覚えてなんの意味があるだろうか。
それよりも、
|支払いをしたいのですが
とか
|おすすめの料理はなんですか?
という型を覚えまくった方がいい。
重要なのは、会話だ。
それはリアルでもバーチャルでもいい。
子どもも、単語を覚えるより重要なのは会話だ。母親との会話から多くのことを学ぶ。
お風呂で単語を覚えるのは、母親との会話の延長だ。
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|おすすめのレストランはありますか?
と言いたいとする。
この時、単語を脳から引っ張り出すのではなく
|Jsou zde nějaké dobré restaurace?
このフレーズをずっと唱えていると、不思議なことが起こる。
前半の|Jsou zde
が消えて
後半の|nějaké dobré restaurace?
だけで意味がわかるようになってくる。
そして、他の方でも、|nějaké|が出てくるフレーズを覚えると。次第に、この単語が、|何か意見があるかどうかを相手に伺うときに使う単語|だと理解してくる。
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初めに戻る。
だから、ジェスチャー言語辞典が必要だと思う。
4コマまんがとかでシチュエーション別で、よく使う型を分けたらかなり高効率で言語習得できると思われる。
会話の中に、ネイティブの仕組みが隠れていると思うからだ。