ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

チェコ語|オーバーラップしてきた話

チェコ語学習日数|374日|1年と8日|

ヒアリング時間|743時間

学習トータル時間|1122時間

 

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今日は二つの話をします。

 

一つ目。

簡単な文章を作成したり、簡単な文章の瞬間理解は英語の方が上のような気がすると、数日前に書いたのですが、徐々にチェコ語が侵食してきていて、チェコ語の理解力も上がってきた感覚があります。

 

具体的には、英語の「Japanese」を見たときに、脳の音反応が「ヤポネセ」になっていることや、英語の「a」を見たときに、「それと・・・」と思いつく点。

 

チェコ語では、「J」の音は「イ」です。「a」は英語の「and」です。

以前は、アルファベットを見たらどうしても英語読みになっていたのですが、最近はチェコ語読みができるように脳が対応してます。

 

A jednou taky na nás
bude jen vzpomínat

 

これを見たときに

「ア イエドノウ タキー ナ ナース ブデ イエン フスポミーナット」

とすっと思い浮かべられる。

 

あと

 

「povědět」

も「ポヴィェデェット」と音を想像できます。

 

二つ目の話です。

 

それは、ライティング練習するなら単語単体ではなくフレーズ丸ごとが効果的だと思う点。

 

単語だけを覚えるために時間を割くよりも、流れを覚えていった方が理解力のアップが飛躍的です。

 

一個ずつ単語を覚えることも、コツコツやるのですが、前にも書きましたが脳はよく忘れます。3ヶ月くらい繰り返してやっと定着するイメージ。

 

逆に、よく使うフレーズに使われる単語は覚えようとしなくても勝手に脳に定着します。

 

例を挙げると「na」

 

これは、「・・・の上で」と言う単体の意味があるのですが、それだけを徹底的に頭に叩き込むのではなく、そして「na」だけを見るのではなく、前後の単語もセットで覚える。

 

すると、「na」にはさまざまな使い方があるのだと脳が勝手に理解してくれるので、一つの使い方で縛られることが少なくなります。

 

そうすると

 

「na stole」の場合は「テーブルの上で」

ですが

「na letiště」の場合は「空港まで」

であることを

脳が瞬間理解できるようになります。

 

もう一つメリットがあります。

 

それは、短文まるごと覚えることで、言いたいことがある時に使う「型」が脳から自然に引き出される点。

 

「・・・にはどのように行きますか?」

これを言いたい場合は

「Jak se dostanu・・・」

なのですが

「元気?」とか「お名前は?」

にも使われるので、

「Jak」が「どのように」であると限定的に覚えるよりも、さまざまな表現に使えるのだけどその中に「どのように」の意味も含まれているのだと理解した方が良いと思います。

 

これらを踏まえてチェコ語の映画を見ると。。。

 

まあ、全くわからないシーンが多いのは相変わらずですが、何について会話している場面なのかをイメージできる箇所が少しずつ増えてきています。

 

最後に。

 

最近の変化ですが、日本語で思ったことのすぐ後に自分が使いこなせるチェコ語の音が脳内にイメージできる回数が増えてきたことです。

 

「本当?」は「オプラブドゥ?」

「それはいいね」は「ト イエ ドブジェ」

「それはすごい!」と一段上がると「ト イエ スクヴェレー」

が思い浮かんだり。

 

「そうだね」は完全に「ano」です。

 

表現が難しいのですが、初期は「ano」は「はい」なのだと <覚えている状態> でした。

 

覚えているけれど、チャコの方とSNSでメッセージする時は、相手の方が日本が少しわかる方だと、「はい、そうです」と日本語で返していたのです。

 

それが、今はメッセージでやりとりするときに、すっと「ano」とか「to je・・・」とかが思い浮かびます。<知っている> と <使える> の微妙な差かもしれませんが、個人的には全然違う感覚です。

 

亀の速度だけど、着実に成長している気がします。

 

言語学習で今の所最大の発見は、脳はずーっと拒否感(わからない!)を発動するのですが、繰り返しに弱く、いつしか降伏し、いつの間にか <わからないなりに理解しよう> と <ゆっくり変化する> ことですね。

 

脳って、すごいのかすごくないのか…

ま、すごいんでしょうね。良くも悪くも。