チェコ語学習日数|361日|11ヶ月と26日|
トータル学習時間|1074時間
もうすぐ一年になるチェコ語学習ですが、チェコ語の成長率よりも早く、英語の理解力の方が進んでいるように感じます。
言いたいことを日本語で思って、チェコ語ではなんて言うのだろうかと思ったらなぜか頭に浮かぶのは英語です。
<こう思うんだ>
は
チェコ語では
<Myslím, že ano.>
英語では
<I think so that.>
なのですが、
つい最近、誰かに「それはあなたの考えで事実ではないよね?」
と言いたいと思ったときに、「それは、I think so thatの世界」だよ。
と、つい口から出てしまったことがありました。
言った後に自分で「?」と思ったのですが、この感覚って初体験だったので自分でも驚きました。
書いてあるチェコ語や英語の文章を訳することの能力を磨くことよりも、言いたいことを言いたい言語で言えるようになっていく過程の方が、もしかしたら言語習得と言うのかもしれません。
でも、それを本当はチェコ語で体感したいのですが、その体験はもう少し先になりそうですね。簡単なチェコ語ならわかるのですが、圧倒的にチェコ語に触れている時間が英語に比べたら少なすぎるのです。
そういう側面からみると、日本語が一番得意であるはずなのは言わずもがなです。
ある程度ヒヤリングが進んだら言葉が勝手に出てくるようになるのは、幼児の言語習得の過程と似ています。
私の子どもは、一年半くらい立った頃から何かをやたらに話すようになったのですが、その時の話していたのは私の耳に聞こえている限りでは、日本語ではありませんでした。
「貸して!」
は
「かちゅえて」
でしたし
「私も!」
は
「わちゅも」
でした。
当時私は、宇宙語と揶揄していたのですが、次第に音が日本語になっていったのを体感しています。それは例えるなら、カメラのピントがピタッと合うように。
なので、これを大人になってからの言語学習に当てはめるなら、ある程度ヒヤリングの過程が進んだら、最初は大まかなところで発音や発声を繰り返し、言いたいことがすっと脳から口をたどって出てくる瞬間をひたすら待てばいいのではないかと思う訳です。
なぜか英語が先だっただけの話で、いずれ、チェコ語でもその感覚を味わえるのかもしれません。中学と高校で学んだ英語の知識が日本語以外の音を聞く練習によって開花したのかもしれませんね。