ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

チェコ語|成長と平坦

チェコ語学習日数 201日(6ヶ月と19日)
Dobré ráno.

 

チェコ語学習開始から、200日を突破しました。

まだまだ一年までは数ヶ月ありますが、本当にコツコツとですがトレーニングを続けています。

 

今現在どのような心境(感覚)なのかを書きますと、チェコ語の文章を読んでも日本語の意味としては全くわかりません。

 

全くわからない、は語弊が生じる言い方ですが、例えば、頭の中で、「これは綺麗ですね」と思ったとして、|To je ale krásný...|は思い浮かぶけれど、チェコ語の文章からイメージすることは、まだできないという意味です。

 

この現象は、いまだに脳が、チェコの単語を日本語の意味として捉えることで、理解したいと思っている証拠なのだと思います。

 

私は日本人で日本で過ごしている為、日本語の意味を理解して生きています。

ですから、チェコ語を見てチェコ語のニュアンスで理解したいとどれだけ強く思ったとしても、脳の動きを即座に変えることはできません。

 

でも、それでいいのだと思います。

 

次は、脳のリターン欲求です。

 

コツコツ勉強しているのだから、何かしらの結果が出る”はずだ”

これがリターン欲求です。自分の人生の時間をかけて学習をしているから結果が欲しい。明確な結果とは言えなくても何かしらの変化や成長感が欲しい。

これが脳の錯覚です。

 

何かをするとか何かに費やすことで、私たちは何かを得なければならないと勝手に思っています。

 

しかし、これはほとんどの多言語話者に共通することなのですが、”ある時突然”という現象が存在するそうです。

 

私自身”ある時突然”これは何度か経験あります。

 

しかし、彼ら彼女らのいう”ある時突然”は、私が体感している細かな発見ではなく、突如開けるそうなのです。

 

どのような学習を行っていても、です。

 

着実に成長しているはずなのに、脳の感覚は、成長せずにずっと平坦だと思っている。

もっと違う言い方をすると、脳の神経が作られている段階で、自意識はそれを成長だと感じることができないということでしょうか。

 

これはどこかで読んだのですが、爪の成長を毎日見ていたとしても確実に毎日伸びていると認識することはできず、まとまった時間を通じて、爪が伸びたと認識します。

 

同様に、毎日、”今日はどれくらい成長したのか”を注目したとしても意味がないのだと思います。

 

なので、大切なのは、体感よりも、毎日着実にトレーニングを実行すること。

そのトレーニング方法はさほど重要ではない。私はこのように考えることで、脳を再構築しているように感じます。

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