言語学習を継続していくことが、自分を見つめ直す機会になるとは思ってもいませんでした。自分の性格とこれまで積み上げてきた価値観が学習スタイルによく現れます。
元々私は、せっかちな性格ので、仕事の面でもショートカットをするためのアイディアを出して効率的に進めることが好きです。
言語学習を始めようと思った時に本を読んだり、ネットで調べたりして効率的な学習方法を調べたのですが、結論を言うと、学習方法はバラバラでした。
よく、ビジネス書などで自分の行動の理由を明確にすれば成功に近づくと言われています。私は、本を読みすぎているためなのか、これまで蓄積してきたものや情報に照らし合わせようとします。
しかし言語学習において、これは厳禁のようです。
なぜなら、マルチリンガルの人が行った言語学習方法が私に合うかどうかはわからないのが現状だからです。
もしかしたら効率的な学習方法があるのかもしれません。闇雲に独学で学習するよりも講師をつけたり留学した方が早いのかもしれません。
冒頭に述べた、自分の価値観と向き合わなければならないというのは、こういうことです。一歩ずつ確実に前に進んでいるはずなのにそれを確認できないと不安を感じてしまうという思考パターンを持っていることに気づいたのです。
思えば、小学生の頃、「早く身長が伸びないかな」と柱に毎日印をつけていました。でも、昨日も今日も1週間前も、そんなに変わらないわけです。
もしかしたら成長とは、本来そのようなものかもしれません。
植物学でも、芽を出した植物は、毎日観察しても大きく変わることはありません。それでも、ずっと撮影してそれを早回しするとものすごい速度で成長しているように見えます。
本来のあるべき成長の姿（過程）を忘れてしまい、早回しという技術を知ってしまったせいで、一刻も早く目的地やゴールに向かわなければならないと思い込むようになってしまったのかもしれません。
毎日、変化を直接的に感じることはなくても、長い目でみたら確実に成長している。はず。
目的、理由、ゴール設定、これらも大事ですが、楽しめなくなったら継続ができません。
継続するため。そのために、楽しもうと再確認しました。
それでも、チェコでビールを飲むことと、チェコのホスポダ（居酒屋）で美味しいビールを飲んでいるイメージは毎日忘れず行っています。
｜ 今日覚えたこと ｜
チェコ語は、一言で説明できる単語がたくさんある。
Nejedí maso = 彼らは肉を食べない
maso が肉なので、nejedíが、「彼らは食べない」を表します。
基本的に、チェコ語は動詞に「ne」をつけると否定になるので、「ne」を取れば「jedí」で「食べる」になるわけです。
あと、記憶は連想が得意であることを利用して、単語はセットで覚えるようにしています。
対）新しい と 古い nový starý
など。
しかしここでややこしいのが、新しいを意味する形容詞が、人やものや時系列にくっつくことで変化することです。
これは、慣れていくしかないです。
