毎日が試行錯誤のチェコ語学習録。
楽しみながら進めています。
言語学習は、ゴールがとても曖昧
他の分野であれば、何かしら結果が得られるものです。山登りは明確なゴール、頂上が存在します。ここまで行ったら達成。とてもわかり易いです。
ですが、言語学習は頂上がありません。例えば、日本語話者である私は、日本語を話せます。しかし日本語検定を受けて好成績を残せるのかは別の問題です。しかも、読書をしていると読めない漢字はまだまだ無数に存在します。
日本語と向き合った場合でも、これほどの未完成状態なのですから、他の言語についてはもっと未完成状態なはずです。
言語学習を成功させる。この考えよりも、毎日ちょっとずつ進歩していることを認識する方が、挫折感を遠ざけることができそうです。
3月からのマイキャンペーン
これを何にしようかと考えていたら、こんなことを書いている人がいました。
自宅の家具や小物などに付箋を貼りまくって、そこに学習中の言語で単語を記入して、単語を学習した。
なるほど。
英語の学習が頭に入らなかった原因がなんとなく見えてきました。
”あの女性は、私が知っている女性ではありません”
↑
そもそもこのフレーズをどのような状況で口に出すのか不明です。
さらに、そのために各種単語を覚えたとしても、とっさに出てくるまでどれだけの歳月が必要なのでしょうか。
これが嫌だったのです。
学生当時、特に英語を話たいとの欲求がなかったので余計に苦痛で仕方なかったのでしょう。こうやって自己分析すると、とても面白い内観ができます。
3月からやることは上記の例に従い、
自分の生活で自分の身の回りにあることや比較的発する機会の多いことを全てチェコ語に変換していく。
文法などは全くわかりませんが、繰り返しやっていると文法のようなものを感覚で覚えるであろう。と考えるあたり、とても楽観的な性格です。
実践
Dnes je zima ー 今日は寒い
Pivo je dnes výborné ー 今日もビールが美味しい
今日は…と思ったら ー Dnes je
寒いと思ったら ー Zima
なんだこれ? と思ったら ー Co je to.
何かがしたいと感じたなら ー Chci(I want to)
これだけで、既に <今日 = Dnes> と刷り込まれていきます。
日本語に訳さないを今月だけは限定解除します。
ふと、気づいたこと
日本語には、<今日>に付随する要素はかなり多いですよね。
今日は
今日も
今日しか
今日だけ
今日を
今日で
今日には
翻訳では、「今日は寒い」と打つと
Dnes je zima となります。
Dnes =今日
je =です
zima = 寒い
「今日もビールが美味しい」と打つと
Pivo je dnes výborné となります。
Pivo = ビール
je = です
dnes = 今日
výborné = 美味しい
私の言語学習目的は、チェコの言葉でコミュニケーションをとることです。
ですから、チェコ語を日本語の意味に変換することの方が難しいと気がつきました。
今日です。寒い
とか
ビールです。今日美味しい。
って直訳しました。
ただ話している時には記入などできませんから、聴いたことを脳内で理解し何の意味かを考えるより先に、何を伝えたいのかを瞬時にイメージするしかありません。
なので、 je = です
と脳内変換するより je は接着剤であって、 Dnes と Zimaを繋いでいるだけと考えます。
すると je が消え、 Dnes と je がセットになります。
セットにすると日本語としては、「今日、寒っ!」「ビールうめー!」と表現されるかと。
ただし、その背景に、「今日、寒っ!(昨日は暖かかったのに!!)」が隠れていたり、「ビールうめー!(仕事終わりは格別、なのか、今日のビールは特に美味しい、のか)」は不明ですが隠れていたりするわけです。
うーん。
脱線しましたが、日本語の持つ察する能力。凄まじい。
これを踏まえると、誰かと話すとき、自分で考えることの頻度としてはまず
1)今日のこと。
2)天気や気温のこと。
3)自分の好き(行動)に関すること。
になりました。
この関連単語について、日本語で浮かんだイメージを今まで覚えた単語で表現することを実行していきます。