|2019-|----------------------------------
§ チェコ語学習|443日|1年2ヶ月と16日
§ ヒアリング時間|879時間
§ 学習トータル時間|1325時間
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|2021-|-----------------------------------
§ イタリア語学習|22日|
§ ヒアリング時間|17.7時間
§ 学習トータル時間|5.7時間
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日本語を話せるのに意外と知らない文法用語。
形容詞とか、三人称単数とか、簡単なものはわかりますが、日本語には英語の|Be動詞|やチェコ語の|Být動詞|に当たるものが概念として無いそうです。
あらゆる言語を学んで思うのですが、日本はかなり独特な言語傾向にあるということです。
まず、構造的に直訳すると、「これはです。ビール」って日本語にはない感覚です。
日本語は、お腹が空くとか減ったとか、独特のニュアンスで自分がご飯が食べたいことを表現します。でもこれが外国語には逆に難しすぎる。だから、日本語話者は外国語を学ぶときに苦労します。
チェコ語でお腹が空く感覚は、日本語のイメージで考えると
|わたし は 空腹を 持つ|になります。
外国語を習得する過程で、1番大切なことは、そこの国の感覚で物事を考える練習なのかも知れません。
いい考えだね|も|Dobrý nápad|だったりするわけです。
さて、この外国語の感覚違いについてじっくりとトレーニングしていくと、このようなことに気づきます。
初期から中期における大切なことはたったの3つしかないということに。
☆1)耳を慣らす
☆2)眼を慣らす
☆3)日本語の構造概念を消しさる
で、☆3)のために必要な考え方として全ての言語はこれで成り立っていると理解すること。
・対象物を表す言葉|これは名詞
・状態を表す言葉|これは動詞
そして
名詞と動詞を飾る言葉。
日本語の形容詞とか副詞とか助詞とかに当たりますかね。わたしは目的語もここに入れています。
だから格変化とか語幹とかをあまり勉強しなくてもある程度のチェコ語がわかるようになったわけです。
もう一度|Dobrý nápad|を引き合いに出すと。
対象物は、|nápad|考え・理念
状態は、|Dobrý|良い
お腹がすいた|Mám hlad|マーム フラト|なら
対象物は|フラト|空腹
状態は|わたしが持っている|なので、|Já|が抜けていますが|私たちの場合|Máme hlad|なので、対象物の状態がわたしとなります。チェコ語の特徴である単語に状態や設定を組み込むのが、わたしの感覚での格変化です。
これはあくまでもわたしが言語学習をするさいの考え方なので個人主観です。
でも、対象と状態さえ注目すればどの国の言葉の基本的にはこの感覚でどんどん学習を進めることができます。
で、対象がわからないと「理解できない」となるのでそれを解消するために「単語の学習」をしなければならないという理論体系になるのかも知れません。
でも、チェコの幼児はりんごの絵を見て|jablko|のイメージを組み込んでいくので、わたしはあまり単語の語彙を増やすことに意識を向けてはいません。
何より、名詞覚えていろんな単語を知っていても、いつまで経っても作文できない自分がいました。
そこで、今は作文したり頭に浮かんだイメージをチェコ語にするトレーニングをしているのですが、形容詞だけに注視するようにしています。
かなりの長文になった場合、形容詞が至る所に散りばめられているからです。
チェコ語は|大変な状況|
は
|です な 大変 状況|
という構造です。
この時、形容詞を省くと。
です な 状況
なので、|大変な|の単語をイメージ理解できるようになると。
ざざっとチェコフレーズを見たときに、「学校が大変」「失業が大変」「経済が大変」「コロナで世界中が大変」のように、ハブが聞いて、理解の幅がぐんと増えます。
おそらくこれが多読のメリットなのかなと思います。
「ミスメ」って聞こえたら、話し手は自分”たち”のことを話している。
これだけで初期はいいのかなとも思います。
初期で何よりも最重要なのは、「耳を慣らすこと」だと思います。