ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

About “have”

 

|Od roku 2019|

チェコ語学習|886日|2年5ヶ月と4日

ヒアリング時間|1560時間

 

また買ってきた。

ファミマ限定の、アサヒ熟撰。

 

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今日は、頻度の高い言葉だけど、その使い方が豊富すぎてよくわからない単語の一つである

"have"について。

 

もはや使い方がわからん。

昨日ずっと考えていたけれど、この単語を理解するには概念しかない。

単語の意味で追いかけると混乱の境地。

 

例えば

 

"I have no word"

これを、学生時代に習った“持つ“で当てはめると意味不明になる。

後ろの2単語で、“言葉がない“と言っているのに、それを“持っている“ってどゆこと。となる。だけど、この場合の“have“は状態を表すために存在しているようで。

日本語訳にすると、“です“になる。

 

Be動詞の“です“よりも、もっと詳細を伝えるときにネイティブは使っているようだ。

 

"You have lost you're mind?"

これもそう。

 

これは意訳すると“気でも狂った?“

あなたの状態について、“you have“で宣言。

その後にその状態を言う。

なので、最初の2単語は意味理解はパスする。

 

“She is brown hair"

これだと、なんか淡々としていて、“彼女は茶髪“ってAIが言っているような感覚。

 

それが

“She has brown hair"

 

にすると、急に広がりが出る。そんな感覚。

どちらも、彼女の髪の色を説明しているのだけれど、なんか両者のフレーズをみたときに違うイメージを抱く。これが感覚理解か?

 

ちなみに状態を表す単語としては、“there"もあって。

お金がたくさんありますって言うときに

“There's plenty of money.“

という使い方ができる単語。

 

“The park is over there"

公園は向こうにあるよ。

の“あるよ“を表す。

 

さて、チェコ語はどうか。

チェコ語は、“have"に相当する単語が“mít“なのだけども。。。

これは見出し語として辞書に載っている単語でほとんど見たことがない。

大抵、自分か相手の状態を表すときにこの単語は使うから。

 

自分の状態なら“mám"

相手の状態なら“máte“

 

先の、“I have no word“では、“Nemám slovo“となる。チェコ語は、否定する場合“ne“をつけるので、最初の単語だけで英語の“I have no“を表し“持ってない“となる。

 

“お腹すいた“

は、英語の状態宣言と同じで

“Mám hlad“

持っている空腹

ではない。

 

ややこしいけど、楽し。

 

英語も奥深いけれどチェコ語も奥深すぎる。で、この感覚理解がちょっとずつ高まっていくことが、外国語的な思考の蓄積につながっていく。

 

日本語の思考に、状態を表す概念がないからね。

いや、あるか? こうやって混乱しながら言語を楽しんでいる。

 

もうね、学生時代に習っていた英語の知識は一旦全部忘れた方がいい気がする。

思い込み先行で混乱する。