ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

Odmítejte informace a důvěřujte svým vlastním nápadům. / Turn down information and trust your own ideas.

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|Od roku 2019|

チェコ語学習|844日|2年3ヶ月21日

ヒアリング時間|1515時間

 

旅行は、自分の感覚を拡大させてくれる。仲の良い人と、ワイワイ楽しむ旅行も、楽しみの一つの側面である。しかし自分だけで行く旅行は、会話が全て五感による観察に費やされるため内省が進む。

 

これは情報の遮断にも似ていて、多くの人々が目にするもの、その数が多ければ多いほど、そこに流される情報が瞬時に浸透する確率が上がる。どれだけインターネットが情報の取得源としてテレビに取って代わろうとも、いまだにテレビの影響力は大きい。

 

その証拠に、多くの人が、情報の源をテレビで言っていたとかニュースで言っていたと誇らしげに語る。さらにはそのテレビに登場した話者の肩書きも重要だ。

 

だから、電車の事故が起こった時にだけ現れる鉄道事故ジャーナリストとかいう妙な人間が存在するのだ。そしてその人が、何かを話すのだけど、その99%は小学生低学年でもわかる内容を、あえて難しい単語を羅列することで専門性を誇示しているように聞こえる。

 

テレビ見ていないからわからないけれど、おそらく今の世界情勢の場合、西欧諸国軍事ジャーナリストとか、ロシアとウクライナの問題に詳しい専門家が登場しているはずだ。

 

そんな人たちの情報を鵜呑みにして、ドヤ顔で説明されても。全く興味がないと答えると、変な顔されるけれどそれでいい。興味がないことを知ることほど脳に負担をかけることはない。脳は興味のあることにだけしか反応しないようにできているから。

 

私の場合、景色を眺めながら、自分と世界が静かに会話しているのを感じると、自分の中にある感覚がいかに素晴らしいか、そして世界がどれほど美しく完璧な世界なのかを知ることできる。

 

これはどんな情報(テレビ、ネット、本)にも書かれていないし、書いたり伝えたりすることができないようにできているのだと思う。もし神がいるなら、一番大切なことは絶対に言語化できないようにしているはずだ。言語化できないことを言語化しようと試みる結果、人々は自分がいかに物知りであるのかを周りに誇示するためにあらゆる情報を取得して悦に浸る。

 

一番大切なのは、周りの情報ではなくて、自分の中にある情報(核心)を信じること。

 

この感覚が言語のトレーニングで毎日高まっている部分である。この世界のニュースの大多数が、真実からは程遠い創作であることを知ることができたのも、情報を遮断して自分の中で問答を繰り返した結果得られたものだ。

 

1人で電車に乗り、イヤホンを突っ込みチェコ語や英語の音声を聞きながら流れる景色を眺めている時間。着いた先で、ビールを飲む時間。自分の本当に好きなことに自分の時間を使うこと。たったこのことだけに集中するだけで充足が高まる。

 

とはいえ、人とのつながりも決して見逃してはならない部分。この相反する思考が、前述した言語化できない神の領域の一つ。他者とのつながりを断つことは、1人で行動するために必要なことだけど、1人で生きることができないようになっているのがこの世界の理だ。

 

ここまで書いて、頭に浮かんだのは取捨選択が必要ってこと。

 

自分のことを知る。

自分が本当に好きなことにだけ時間を使う。

そのために必要な情報と人間関係を求める。

むやみやたらに情報や人間関係を増やすのではなくて、できるだけシンプルにする。