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|Od roku 2019|
§ チェコ語学習|681日|1年10ヶ月と11日
§ ヒアリング時間|1355時間
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9月最終日。
今年の3月に書いた、芋づる式の記憶。
人間の記憶は不思議なもので、それ良い思い出でも悪い思い出でも、強烈なイメージは連鎖的に色々なことを引き出してくれる。
記憶を通して蘇ったイメージは、自分が今その場所にはいないのにも関わらず、そこにいるかのような、そしてその体験を追体験しているかのような感覚もたらす。
人生は記憶じゃないかと思えるほど、瞬間的に芋づる式に記憶が引き出される。
このことから、言語学習も芋づる式で覚えたらいいんじゃないかと思って書いたのが上の記録。
今でもこれは適切だと思っているものの、それを超える記憶術は単純に繰り返すこと。
それも。大方の人が予想する繰り返しを超えた繰り返し。
でも、短期間にどさっと繰り返したフレーズが忘れずに記憶に定着するかといえばそうでもない。
例えば、昔好きだった人が乗っていた車を見たら、その人のことを思い出す原理。
それは忘れてしまったのではなく、あるトリガーによって引き出される記憶として脳のある部分に収められているのだと思う。
言語学習においては、このトリガーを見つけるのが難しい。
なぜなら、単語を覚えたり、フレーズを覚えたりするのは脳に強烈な印象を与えないから。
そこで。
どうすれば強烈な印象を脳に与えられるのかを考えてみた。
すると、やっぱり自分の場合は映画が好きだから映画のシーンのフレーズを完コピするまで覚えるという方法がいいかと思った。
あるシーンがお気に入りだった場合、そこで登場人物が話しているフレーズを覚えることは単純に文字面のフレーズを覚える以上の効果がある。それは、そのシーンが大好きだということ。
人間は、複数の感覚を使った方が記憶に定着する。
このカラクリが、ある車をみたら急に思い出す記憶と関係があるような気がする。
私は、「君の読む物語」という映画が好きで、特にその中のあるシーンが好きなので、それを何回もみて、どのような表現なのかを一日中ずっと追いかけてみた。
すると、日本語訳とか直訳とか意訳を超えて、もうそのシーンは英語でインプットされている。
だから日本語訳が字幕で出てくると逆に違和感を感じる。
そんなことは言っていないよ。と。
このシーンを字幕なしで言っていることがわかった感動は、多分永遠に忘れないと思う。
|What do you want?
は
|君は何が欲しい?
ではないから。