ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

チェコ語|アプリ変更

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|Od roku 2019|

 §  チェコ語学習|677日|1年10ヶ月と7日

 §  ヒアリング時間|1350時間

 

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使用する言語学習アプリを変えたことは昨日か少し前に書いた。

今、自分に必要なのは自分で考える力だと痛感したから。

 

自分の頭で考えられるような仕様のアプリを探したところ、今まではスルーだったアプリが急に候補に上がるようになった。

 

今までは、とにかくヒアリングの時間を費やしたらいつの日かペラペラになると思い込んでいた。けれど、それは全く見当違いのことだった。

 

今までの学習が全く無駄だったとは思っていないけれど、言語をマスターするということ。

とはこういうことか? と、目から鱗が取れたような気分。

 

よく言われていることで自分でも納得していることは、言語は才能じゃなくトレーニング次第であるということ。

 

言語学習は、覚えるとか知るとかじゃない。

言語は、ただひたすら使って、使いこなすことで自分のものになる。

 

パソコンやスマホで例える。まずは一番最初に知識として使い方を知ることが必須だ。しかし使い方の本ばかり読んでいても、タブレットの使い方は向上しない。実際に使ってみて、使いこなせるようになる。

 

言語学習のアプリでも同じ。最初の頃は、知らない単語を知ることで、その国の言葉を理解しているような気分になれた。でもどれだけ理解したとしてもその使い方が全くわからないと、進化しない。

 

色々なアプリで、

|What are you doing?

って覚えさせられるから、何をしているの? と聞くときに使うフレーズであることはわかる。実際に声に出して使えると思う。

でも、誰かに会ったときに、|What are you doing?

で終わりなのだ。その先がない。

 

少し前も書いたけれど、「これを繰り返してください」をずっと続けているから自分の脳が受動のまま固まっている。

 

これは、文法がわかっていないからとか語彙が少ないからという話ではない。英語回路ができていない。

 

何かをみたときに、例えばそれが、「in the house」なのか「at the table」なのかを瞬時に把握して(これが英語回路)ある行動と英語の表現を結びつける。家という単語を1000回覚えても使い所がわからないと意味がない。

 

リアリティーのある表現はこう。

|私は自分の家に入りたい。しかし鍵がどこにもない

|I want to go into my house. But I can't find my key anywhere.

 

日本語を考えてから英語を考えてはいけないとか、英語のまま理解するとか、わかっているようでわかっていなかった。本当の意味でわかっていないと、どれだけ文章で説明されても、理解しているようで全く理解できていない。

 

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そこで自分のいまのスキルを棚卸し。

 

1)ヒアリングの精度(聴力)をもっと高めるべき(英語もチェコ語も)

2)表現を声に出したり黙読したりし続ける。(外国語の回路を無意識上に作る)

3)自分の頭で考える習慣。(アプリのリピートアフターミーは禁止)

 

と、自己分析。

そこで使用アプリを変えてみた。

 

変化点:アプリは単語、語彙より会話中心のアプリを使う。

 

中でも、ちゃんとした綺麗な発音と、ガチなネイティブ発音がミックスして聴けるこのアプリがおすすめ。

 

このアプリ、最初から使っていたらどうなっていただろうか。

 

 

 

これのいいところは、実際に現地の人が短い動画でフレーズを言ってくれるところ。

単に、

|is there a discount for student?

を文章で見るだけよりも、目と耳が連動しているし、話している人の表情、口元、仕草があるため脳内に情報がたっぷりと入ってくる。

 

たったそれだけの違いだけど、ずっと続けられるアプリ。ずっと続けられるということは、必然的にアプリを使っている時間が多くなる。だから英語に浸る時間が増えていく。繰り返すから聴力が少しずつ増えていく。

 

さらに、スピーキングトレーニングもあるから口、目、耳の三つを使うことができる。

このタイミングでは最適なアプリだと思う。

 

次にこちら。

 

 

これは先程の自己課題の3番目。

自分で考える習慣にピッタリと当てはまる。

 

聞こえてきた単語を、自分でひたすら選んでいく。

自分で単語を選び続けなければならないから、in to theとか、セットで使われる単語がわかってくる。

 

冠詞の「a」「the」とは、何であって、どのように使うのか? を覚えるのではなくて、体に直接叩き込む感覚。ただひたすらトレーニングすることで、使う場所が自然とわかってくる。

 

これはやったらわかる。未知の感覚。ネイティブが音を省略する単語もわかってくるため、聞こえてきた単語だけでイメージできる訓練にもなる。

 

色々なアプリがある中で、自分の最適なアプリを選ぶことは非常に重要だと思う。

そしてアプリも永続的に使えるアプリと初期段階だけ効果を発揮するアプリが存在する。

書かれている情報よりも、自分の体感こそが最も信頼できる情報。

ある程度の情報は大事だけれど自分が使ってみて合うか合わないかだと思う。

 

例えとしては酷いけれど、離婚したことのない人間は、離婚を本当の意味で語ることができないのと同じように。使った人間しかその良し悪しはわからない。

 

とはいえ、自分の中にある変な思い込みがあるのも事実。

だから自分を客観的に見なければならないとも思う。

 

何かが自分の中で大きく変わろうとしている実感がある。

もしかしたら。外国語の回路が作られつつあるのだろうか。

チェコ語よりも英語力が急に向上している。

 

この妙な違和感をチェコ語にも当てはめることができたら、言語学習の肝がわかるはずなんだけど、今の所、全くわからん。