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|Od roku 2019|
§ チェコ語学習|645日|1年9ヶ月と6日
§ ヒアリング時間|1265時間
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ITに疎い家族のために、携帯ショップに行く時はいつも同行させられる。
見返りにビールを買ってもらうわけだけど。
携帯ショップの人から時々、このような仕事をされていたのですか? と聞かれることがある。
これは仮説だけど、いろんな情報が入ってこなくて脳がスッキリしているからなのか、自分がしたいこと、携帯ショップにきた目的を自分ではっきりと把握している。
そんなの当たり前じゃんと前は思っていたけれど、隣のカウンターの人もうちの家族も、自分がしたいこと、ここにきた目的を、シンプルに伝えていない。
だから店員はなんの目的でここにきたのかを聞き出す必要がある。しかし客である自分がここにきた目的を明確に伝えることで、店員さんの仕事は早く進む。これは外国語の言語ルールを覚えたからこそ、日本語の使い方が上手くなった一つの例。
人に伝えることはコミュニケーションであり、それは日本語を含めて広義の言語学習。
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言語を学ぶ中で、自分で心掛けていることは、キーポイントとシンプルさ。
それが前述の携帯ショップでも活かされているし、道を覚えることにも活きている。
だから一度通った道も、この道なんとなく通ったではなくて、キーだけを覚えてあとは忘れる。すると、次からもナビなしでいける。
チェコ語の学習は一度聞いたからといって、次にすっとそのフレーズが出せるわけではない。これは積み上げの記憶領域を使う必要があるから。
このように、記憶の話では使っている脳の領域が違うわけだから、明確な目標も使い方が別々に存在しているのではないだろうか。
みんなは短期の目標と長期の目標を同じに設定しているはずで、それが一本筋の場合、達成率が上がると思っている。
でも、言語学習をしていて、自分がしたいことはおそらく二つあると感じることが多くなった。
長期的なしたいこと、それは色々な言語を使いこなせるようになることでだけど、それが毎日のしたいことと一致しているわけではない。
毎日のしたいことは、言語の学習とビールを飲むこと。同じようで違う。
そして、もしかしたら、毎日のしたいことのビールと言語が、長期的なしたいこととして、外国で醸造を学ぶことに変わるかもしれない。
長期的にしたいことも、毎日したいことも時々勝手にアップデートされていくから、そこをガチガチに固めてしまうと、逆に身動きが取れなくなる可能性がある。
目標は、明確さと曖昧さをハイブリッドさせることがいいんじゃないかな。
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あとは、人の幸せのために自分を犠牲にしたり、嘘をついたりしないこと。
思いやりという言葉が存在しているから、訳わからなくなっているけれど、自分を最も大切にできる人こそ、相手を大切にできる。自分を大切にできていない人が、相手への思いやりを示せるはずがない。最も身近で最も大切にしなければならない最小単位の<他者>は、私自身だから。
自分のやりたいことのためだけに生きる=この道。
<この道>は険しい。
なぜなら、多くの人が<この道>ではない別の道を歩んでいるから。