チェコ語と、ビール。

A record of my love for beer and languages

映画|竜とそばかすの姫

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|Od roku 2019|

 §  チェコ語学習|629日|1年8ヶ月と21日

 §  ヒアリング時間|1223時間

 

久々に映画館で映画を見てきた。今回行った映画館はあまりコマーシャルが少なくて良かった。でも映画館の空気循環システム実証実験動画が流れたのはウケた。

 

映画館に行くときは、平日がいい。混んでいないから。基本的に情報がないので、フラッと映画館の公開スケジュールを見て面白そうなものを見る。今回も、いつもの通りにそのような行動をとったけれど、子どもの数が多い。あーそっか今は夏休み。

 

ざざっと上から下まで公開スケジュールを眺めて、今の時間にピッタリあうもの。

それが「竜とそばかすの姫」だった。

 

ryu-to-sobakasu-no-hime.jp

 

結論。

個人的にはめっちゃ好き。

ネタバレはしないけれど、これは賛否ありそうな作品だと感じた。

 

映画は映画館で観た方が圧倒的な臨場感を体感できる。それが当たり前だけど、この作品は映画館のスクリーンの迫力よりも、映画館の音響システムを楽しむ作品だと感じた。もちろん奥行きのあるデジタルな映像表現や、それと対比する形の現実世界の表現も美しかった。

 

で、物語の初期が終了し全体の世界観に慣れてきたところで、物語が動き出す。

こっからは脚本と並走しながら観る。

 

主人公が持っている環境、取り巻く登場人物との関係、それらがどのような物語になるのかを少しだけ想像しながら観る。でも、あまり予想しすぎるよりその物語の世界に浸るのが好き。

 

それにしても最近の東宝って、感動させるポイントをデジタル機器で測っているのではなかろうか、と思えるほどに、観客の感情を動かすのが上手い。

 

そしてこの映画は、主人公がセリフを言わずに表情だけ変化するカットが結構あって、主人公がある何かを察知したことを観客に察知させる手法が多かった。これも個人的には好み。

 

賛否ありそうだなと思ったのは、ファンタジー映画だとしても下敷きはリアルな日本だから、それを突っ込まれそう。登場人物に、現実世界の問題を語らせすぎ…な気がした。

 

あと全世界をテーマにしたデジタル仮想空間なのに、最初の壮大さに比べると、最後は日本だけの物語じゃないか?と思わせる窄み方。一応多言語が飛び交うことで、世界の中の仮想空間だと表現はしていたけれど、説得力が薄い。

 

個人的な視点で記録してみたものの、映画は楽しむためのものだと思っているから、2時間の映画を十分に楽しむことができて良かった。

 

最後にもう一度、歌がめっちゃ良かった。