チェコ語と、ビール。

A record of my love for beer and languages

チェコ語|概念学習

f:id:iwairyoui:20210123100902j:plain


|Od roku 2019|

 §  チェコ語学習|593日|1年7ヶ月と15日

 §  ヒアリング時間|1149時間

 

***

概念学習を少しずつ記録していこう。

 

日本語の意味を求めるのではなく、概念で理解する方法の学習がとても効果があると発見してから、どんな言語でもある程度は理解できることが確信に変わった。

 

なぜなら学習する言語を日本語訳にしないから。でもそれは日本語を忘れるという意味合いではなく、日本語は日本語で独立して存在していて、概念は全世界共通だから、チェコ語や英語、トルコ語ポーランド語、ロシア語の言い方もわかるという意味合い。

 

多分だけど、今5だけど、10くらいの言語は瞬時に頭に思い浮かべられると思う。

 「やあ」という単語だけなら20言語が瞬時に頭に浮かんでくるから。

 

概念理解とは、

<見えているもので、自分に近い、遠い、その間>

と分けて、このイメージに単語を当てはめるというもの。

 

だから、「これ=this」とは覚えない。

<これ・あれ・どれ・いつ・どこで・誰が>

という単語を並べて覚えていくよりも、<自分との距離が近い>時に使う言葉が<This>だと概念で理解するとなぜか記憶に定着しやすい。チェコ語なら<To>

 

***

 

他の例え。

|want

|Chci

この二つは、願望(主張に近い)概念を表している単語。

 

主張とは、

・自分が自分に対して抱くものと

・相手が持っているもの

と大まかには2個ある。

 

そして

・自分の持つ主張を伝える

・相手の主張を聞く質問

これも大まか2個ある。

 

ここまで、チェコ語のフレーズや英語のフレーズ、単語は出ていない。

けれどもこの概念を理解するとイメージがまず先行して現れ、不思議なことに、フレーズがすっと浮かぶようになる。

 

 

|Do you want to go out for dinner?

|Chcete jít na večeři?

 

これは、相手が持っている願望を聞き出すためのフレーズ。

だから、各単語の意味を追いかけない。

 

夕ご飯は外食がいい?

と相手に聞く質問。

 

1)相手にしたいことがあるかどうか聞くときはこの言い方がメイン

|Do you want 

|Chcete 

 

2)したいこと(動詞)

| to go out 

|jít 

 

3)最後に目的のもの(名詞)

|for dinner?

|na večeři?

 

2と3は語彙力だけど語彙力が少なくてもなんとかなる。

 

それよりも、相手のしたいことを聞くための概念を理解したら、自分がしたいことも頭で考えなくてもすらすらとフレーズが口から出てくる。

 

自分の主張に変えるだけだから、とても簡単。

|I want to go out for dinner

|Chci jít na večeři

 

主張ではなくて、希望(ややゆるい願望)にするなら頭の単語を切り替えればいい。

|I'd like to go to dinner

|Rád bych jít na večeři

 

したい!

したいのですが

の違いだ。

 

***

 

他にも、|どこ、何か|

の単語も、それだけで覚えるより、<たくさんあるものの中で、どれ?何か?>を聞きたい時に使う単語として|Nějaké|を覚える。

これは格変化するから語尾が、さまざまに変わるけれど、それは覚えなくてもいい。

 

|Nějaké otázka?

質問ある人

 

意味合いはそうなのだけど、

<あなた方が、頭の中でいろいろ考えている中で疑問がある?>

という概念が隠れている。

|Máš nějakého koníček?

これも、意味合いだけなら、|趣味は何?|

だけど概念は、<趣味といってもたくさんあり、その中であなたは?>

だから、|nějakého

を使う。

 

この概念で繋いでいくと、脳が反応する

<あれ、たくさんの中の何か聞くときの単語は|jaký|じゃなかったか>

単語のスペルは微妙に違うけれど、ほぼ同じ意味だ。

こうやって脳は、忘れない単語を一つずつ積み重ねていく。