チェコ語と、ビール。

A record of my love for beer and languages

言語学習|数学的ではない言語学

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|Od roku 2019|---  ---  ---  ---  ---  |

§  チェコ語学習|587日|1年7ヶ月と9日

§  ヒアリング時間|1143時間

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本日のビール

 

本日はスペインバルに行ったので、スペインビール。

アルハンブラ。だと思われる。

 

言語学習は数学じゃない。

 

最近思ったこと。

言語って、数学のように「あ、わかった」

という数式当てはめの解を導くという勉強じゃない。

 

だから、数学的学習が好きな人は

言語学習は合わないかもしれない。

 

わたしは元々数学が得意なので、導きたい思考が働く。

この式に当てはめるといい。

とか、答えはこうだ。

みたいなスッキリ思考が好きな性分だと思う。

 

でも、言語学習って

「わたしはわかりつつある」

という表現が最適で。

かなりというかずっとグレーゾーンを

歩んでいる。

 

はいはい、そういうことね。

という理解ではなくて

これだっけ、それとも

とか

聞いた時に

漠然とした理解になる。

 

数学的思考を持つ私は、単語からイメージを導くのだけど、その導きに日本語を挟んで面倒なことになっていた。だから日本語訳を自分の中から消したのかもしれない。

 

はっきりとしない言語レベルということに理解が追いついてからはあまり気にならなくなったけれど、いまだに、ことあるごとに、気を抜くとすぐに「理解したい」願望が芽生える

 

言語は、「理解」できない。

言語は、「反応」だから。

 

理解しようとしたら、一生言語はマスターできないかもしれない。

言語は、単なる反応で、多くの日本人は人の話をほとんど聞いていない。

それは悪い意味ではなくて、音を聞いている全体のイメージで感覚で会話をしているからだ。

 

もしも言葉の意味で全てが理解できるとしたらそれは恐怖だ。

隣のテーブルから「でもあの人はそういう人だから仕方ないのよ」って聞こえてきて、あの人が誰なのか、とか、そういう人=瀬角、とかがわかったらその人は人間ではなくて、神だ。

でも、話者がその人に対して失望していると感じるのが一般人の思考だ。

 

|でもあの人はそういう人だから仕方ないのよ

 

というフレーズの単語をいちいち考えなくてもイメージが理解できるのは、私が日本語のネイティブだからだ。

 

これを分解すると

 

|でも

|あの人

|は

|そういう人

|だから

|仕方ないのよ

 

これを外国人に説明することが容易だろうか。

それよりも、彼女は、誰かに失望している。

と伝えた方がいいかもしれない。

 

このように

言語って可能性が無限にある。

数学は、答えは一つ。だ。

 

だから、この前書いたように。

私はチェコ語がわかる。とかペラペラだ。

という言い方よりも

「A1」の言い回しや単語ならある程度理解できます。

というように言うと、自分に対しても相手に対しても親切な気がする。

 

そして

ずっと続けるだけで習得できる言語は、最もこの世界で才能を不要とする学問だと理解することが必要だ。言語は、才能じゃない。とにかく時間をかけること。

 

そして、まとまった時間での学習よりも、細かい時間の積み重ねの方がうまくいく。

電車の待ち時間10分。

電車に乗っている30分。

時間が空いたと思ったら、言語学習をする。

常に空いた時間を言語に当てる習慣を身につけることた大切だと思う。

 

1時間の学習よりも、10分6回=60分の細かい時間の積み重ねの方が、言語はレベルがどんどん上がっていく。