ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

言語学習|言葉の意味は、単独では確定しない

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|2019-|----------------------------------

§  チェコ語学習|517日|1年5ヶ月

§  ヒアリング時間|1028時間

§  学習トータル時間|1543時間

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|2021-|-----------------------------------

§  イタリア語学習|96日|

§  ヒアリング時間|25.3時間

§  学習トータル時間|13.3時間

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本日のビール

 

本日は、ハイネケンとヴァドワイザー。

二つ目のヴァドワイザーは、チェコのビールとアメリカの商標で長年裁判になっていたビール好きならまあまあ知っているネタです。

 

チェコの読みとアメリカの読みは違いますからね。

 

言葉の意味

今日は言葉の意味について。

 

幼児の学習と大人になって言語を学ぶことを一緒に考えてこれまで学習をしてきたのですが、最近になって、幼児は幼児なりの、そして大人には大人なりのそれぞれ優位点が存在することに気付きました。

 

なので、幼児の頃の学習プロセスをメインで使うものの、大人ならではの思考活動に沿った学習プロセスが必要かも、と思った次第です。

 

幼児は、とにかくあらゆることが新鮮です。

 

言葉の意味も、母親とのコミュニケーションによる理解が第一で、言葉の意味なんてあまり関係がありません。自分の意思で、表現することといえば、「いやだ」と「私も」です。

 

それ以外の単語は全てが未知の世界なので、これは猫だよ。とか、これは電車だよ。と繰り返し聞くことで、鉄の塊で何かの上を移動している物体を [電車]なのだと理解するわけです。これは花だよ。も同じプロセスです。

 

逆に大人は、花という概念をすでに母国語で形成済みです。日本語の「花」をイメージと言葉で一致させているため、外国語を覚えるときは「花=Flower」と結び付けます。

 

言葉と言葉を当てはめていくのが大人の学習で、概念と言葉を結びつけるのが幼児の思考パターン。

 

幼児の単語を覚えるプロセスと大人の単語を覚えるプロセスは全く違う。だから、単語帳をじっくりと見ながら、単語の意味を理解しようと努めても、一向に言語能力は高まらない。

 

チェコ語の辞書を私が買ってない理由もそれに近いものがあります。

 

つまり。単語をどれだけ覚えても、使わなければ全く意味がない上に、大人の場合は、すでに概念を知っている以上、日本語のイメージや単語の意味を知っている分、たちが悪い。たちが悪いとは、覚えにくいと同義です。

 

幼児が考える言葉の意味と、大人の考える言葉の意味は全く違うものであり、それを同一して考えてはいけない。

 

そこで、両者に共通して有効だと考えられるプロセスを。それは日常生活に密着した、日常的に使える表現から単語の意味を定義づけることです。

 

違う表現で言うと、まずは日常生活で使えるフレーズから単語の意味をなんとなく理解し、その後に、辞書でその単語を意味を調べるというプロセスです。

 

単語の意味を正確に理解しなくても、フレーズを覚えれば大体通じます。なぜなら、表現は全て型だからです。単語の意味はあまり重要ではないかなと思います。