|2019-|----------------------------------
§ チェコ語学習|466日|1年3ヶ月と8日
§ ヒアリング時間|925時間
§ 学習トータル時間|1393時間
-------------------------------------------
|2021-|-----------------------------------
§ イタリア語学習|45日|
§ ヒアリング時間|20時間
§ 学習トータル時間|8時間
-------------------------------------------
** ** **
雰囲気を想像する
例えば、|To je otázka
これ翻訳にかけたらおそらく|これは質問です|になります。
でも、日本人として一度も誰かに対してそんな言い方をしたことはありません。
日本人なら、|聞いていい?|になるはずですが、これもあまり聞きません。
ワイドショーで、ゲストで登場した専門家に対して、|お伺いしてもいいですか?|は聞きますが、友達や親しい人に対しては、いきなり質問で始まりますので、わざわざ聞くことを承諾しなくても大丈夫です。
これが、日本語を雰囲気で理解している状況です。
なのに、なぜかチェコ語学習やその他の言語学習では、丁寧に文法の通りに訳します。
外国語は構造や前提、設定を明確にしなければなりません。日本語のように前提をノリで解決することが難しく、会話の中で察する文化を持つ日本人の感覚とは違います。
字幕版で映画で話している単語と字幕が違うのと同じです。主人公は、|あなたはどちらを選ぶ?|と言っているのに、字幕では|行き止まりだ!|みたいな。
この感覚がわかってくる為、外国語を一つ習得したら他の言語もすんなりと入ってくるのかもしれません。日本人の感覚とは違う言語感覚を脳が覚えるから。
外国語は音で理解できる
先日、知り合いに言われました。
「単語を覚えないで、どうやってチェコ語を理解するの?」
完全に単語を覚えるな。とか、絶対日本語訳はするな。という意味合いではありません。チェコ語を学習し始めた頃、外国語を学んで自分のものにしていく過程がどのブログにも本にも書かれていなかったので(学習法はずらり出てきます)、自分の学習経過で、自分が感じた事を記録したいなと、途中から切り替えました。
一生懸命に語彙を増やしてもいいと思いますし、文法の学習に時間を割いてもいいと思います。
わたしの場合、<チェコ語を習得する=身につける事>なので、文法だけやたらと詳しくなって話せないのは、憧れのカバンや洋服を店の外から眺めるだけで自分のものになっていない感覚なのです。どうせなら買って自分のものにしたい。だから文法の学習も語彙を増やすこともできるだけしません。
前述の知り合いにわたしが答えたのは、「音で理解する」です。
さらに奇妙な顔をされたのですが、本当です。
そのために、チェコ語の映画をずっと見ています。同じ映画を繰り返し繰り返し。
そして、ポッドキャストも、先日書いた通りインタビュー形式ではなく説明系のポッドキャストを聞いています。
映画を見て、|here|が聞こえた時、画面上で登場人物が何をしているのかを注視する。
あるシーンを観て|Here!! Co je to?|が|Hey!! What is this?|だと理解したら、いちいち|Co|の意味は…とか、次にbýt動詞で…とか考えずに、何かを見るとすぐに頭の中で、|Co je to?|とつぶやいてみる。
繰り返し呟き続けると、脳が変わってきます。
↑
わたしが現在ここに突入中。
この変化が起こり、いつも聞いているポッドキャストも聞こえ方が変わってきます。
でも、単語の意味はわからないのでなんのことを話しているかはわかりません。
それでもいいわけです。チェコ語を日本語として聞きたいわけではないので。
とても非効率のように感じますが、これが今わたしが信じて実行しているトレーニングなのです。
英語|Do you have any other questions?
チェコ語|Máte další dotazy?