|2019-|----------------------------------
§ チェコ語学習|454日|1年2ヶ月と27日
§ ヒアリング時間|901時間
§ 学習トータル時間|1358時間
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|2021-|-----------------------------------
§ イタリア語学習|33日|
§ ヒアリング時間|18.8時間
§ 学習トータル時間|6.8時間
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マルチタスク能力
いつか書こうと思っていたこと。
わたしは元々は、同時平行作業が下手でした。
何でも一つのことに集中したいタイプ。
色々手をつけては何も終わらないという典型的な注意散漫タイプだと周りの人からもずいぶん言われたものです。
しかし、言語を学び始めてから、同時進行が簡単にできるようになりました。しかも、チェコ語以外の言語を学習するようになってからさらに思考がマルチタスク化した感があります。
車の運転も前よりも上手くなったような気がします。
バックミラーで見ると、後ろの車がすごい速度で近づいてくるなー
と感じながら
右側におばあちゃんが手押し車を押しているなー
と意識しながら
あの信号は歩行者信号が点滅しているから速度を緩めよう
と意識しながら
ここに郵便局があったんだ
などと
全体を俯瞰しながら
意識を全体にめぐらせているような感覚です。
料理している時も、これしながらこれをしながら
こうしてこうしてと頭の中でいくつかの作業を並行で進めている感覚です。
デメリット。。。もあります。
本が読めなくなりました。
本を読んでいてもそわそわして、頭の中にチェコ語が巡ったりします。
チェコの音声をきいて、チェコの文章を見て、頭の中でチェコの暗唱をするというトレーニングを行ったからか、その弊害か、日本語の文章だけの小説とか読書が手持ち無沙汰になってしまい物足りないわけです。
統合能力
次に、あらゆる情報からそれを統合する能力が上がったように感じます。
例えば何かをお客様に依頼された時、それが5個くらいあったら、その最適解をまずは考えてながら行動を開始することが多くなりました。
クライアントさんと会話しているのですが、作業の内容を頭のどこかで組み立てに入っていて、でも相手との会話もばっちり頭に入ってくる。
で、その会話の情報から、作業内容のアップデートをする(ここは脳内の無意識部分)
さらには、言いたいことの本心というか核心的なところが”ふと”分かったりします。
「つまり、こういうことがおっしゃりたいのでは?」
と、相手の方がぼんやりとしていた思いを提案できるようになりました。
これが、サラリーマン時代に発揮できていたら。。。
とにかく今は今ですから、今この状況になったことが運命なのだと受け入れることにします。
記憶力は下がったかも
知識としての言語習得を求めていないため、どれだけたくさんの単語を知っているかをあまり意識していないようです。
なので、昔から単語を覚えるのは苦手だったのもあり、覚えるという行為がますます下手になりました。
逆に、繰り返しによって定着させるということに意識を向けているように感じます。
なので、覚えられなくても繰り返し使っていたらいつか体に染み込んで(脳に定着して)行くのではないかなと。
言語=記憶力って思っていた学習初期に比べるとこれも変化です。
全部方言のように感じる
あらゆる言語の言い方を学んでいると、東北弁を聴いたり九州弁を聴いたりして、「なるほど、そういう言い方をするんだな」と感じます。
同じように、イタリアではこういう言い方をするんだなとか、チェコだとこういう言い方なのだな。と、世界が大きな括りの方言のような気がしてきます。
決して、言語を学ぶという感覚ではなくて、言い方をトレーニングする感覚。何を言いたいのかを想像し続ければ、単語全部分からなくても大丈夫だと思うのです。
方言だって、何を言っているか分からないような、なんとなく分かっているような不思議な感覚ありますが、あれと一緒ですね。
全ての言語を同時にマスターするのではなくて、他言語はコツコツの趣味のような。結果、チェコ語が1番向上するという変な法則を発見してしまったようです。
To je dobrý. Tak mám zábava.
Je dobrý. Mám se zábava. でもいいかな。