ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

言語一般|釣りで気づく言語の大切なポイント

チェコ語学習日数|391日|1年と25日|

ヒアリング時間|777時間

学習トータル時間|1172時間

 

あまり言語学習に関係ありませんが、ヒアリング時間スリーセブンになりました。

 

そして今日は少し小休止的な話を。

言語学習ともビールとも違う、趣味の話。

大人になってハマっている釣りについてです。

 

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というか、ビールが自然の法則で作られることと、自然を観察する遊びなので全く無関係ではないかもしれませんけれど。

 

元々釣りは、興味外でした。

まさか自分が釣りをすることになろうとは思いもよらず。

言語と一緒です。

 

釣り堀に連れて行かれたことがあったのですが、その時釣れることが前提でお金を払って、竿をおろしたら魚が釣れるシステムになんか違和感を感じて。

 

さらに養殖されている上に魚のいる水が新鮮かどうかも謎であり、つれた魚を塩焼きにして食べたのですが、何ともいえない臭みで、美味しいとはお世辞にも思えませんでした。

 

自分の中で、釣りは難しい、逆に釣り堀は簡単だけど面白くない。

との認識だったのです。

 

元々は山が好きで、渓谷とか山登りは好きでしたが、大人になってしばらくするうちに、高原とか海に自分の興味が移っていったんです。

 

その流れで海を見にいったついでに、海釣りをしてみようと思い立ち。色々なことを調べていざ海に行ったら、何とも楽しくてそこからガッツリとハマって今に至っている訳です。

 

基本的にはこのブログで頻繁に釣りの話はしないのですが、言語の話に共通することがたくさんあったので今日は書いています。

 

まず、釣りにもそれ専用の単語がたくさん存在します。

単語の意味がわからないと、店員さんが何を言っているのかもわからない。

そして私が何をしたいのかも伝えられない。

 

そこで、私が海釣りをしようと思い立ち、釣具店へ行った時の記憶を引っ張り出して、店員さんに聞いた流れを簡略化して下記に記載します。

 

私=Já 店員さん=Ty

 

já「海釣りをしたいのですが」

ty「海のどこで、何を釣りたいですか?」

já「初心者に簡単と言われているサビキでアジを。堤防です」

ty「わかりました。ロッドとリール、あとラインはお持ちですか?」

já「?」

・・・ロッドって竿か。リールは巻くやつね。ライン、、、釣り糸?

ja「多分、家にあった気がします」

・・・昔家族がバス釣りをしていたので。

ty「ロッドの長さとかリールの種類があるので(私これ以降理解不能)」

ty「それがクリアできていれば、あとはサビキの仕掛けと、アミエビと寄餌があればできます」

já「わかりました。じゃそれを買います」

 

日本のお店に言っているはずなのに、外国に行った気分でした。

一人で行くものではないです。

 

その時の記憶を引っ張り出してまで、言いたいこと。それは、釣り用語は専門用語なので知らないとしても、店員さんと会話ができていること。

 

リールは2500番と言われても初心者だった当時の私は、???でしたが、今では何をどこで釣るかによって仕掛けの種類を変えられるまでにはなりました。

 

話すことの基本型があるから専門用語など知らなくてもいいわけです。

 

このように、私たちは頻度の高い言い方や言葉をたくさん使いながらコミュニケーションを図っています。

 

そして、わからない単語を調べてどんどん世界が広がっていくわけです。

 

ならば、今の時点での私は、1歳児くらいのチェコ語言語力でしょう。二つの単語を並べることは自分の力でもできますし、基本形は頭に叩き込まれています。専門的な用語はあまり知りません。なぜか宇宙船=コスミチュカーロッチュは頭から離れません。

 

もっとも使うフレーズは

 

「私は、〇〇がしたい」

 

だけです。

 

だから、言語学習はここをまず頭に叩き込むべきかと。

 

うーん、極論ですね…

 

でも、この〇〇の中身がとても膨大に枝分かれしているだけで、幼児も観察してみると、話始めの頃、ダントツでこのフレーズを言います。

 

さらに、自我が出ると、「私もしたい!」に変化しますw

 

買いたいと行きたいを合わせると、日本語の「買いに行きたい」なのですが、この「買いに行く」は外国の方からするとなかなか厄介な表現方法のようです。たいてい、「買う行くできますか?」となります。これは、外国語と日本語の構造なのだ仕方ないですね。

 

「買う」は「Koupit」

「行く」は「jít」

 

これに、〇〇したいの定型文「Chci」

を使います。

 

「Chci jít koupit pivo a maso」

「私は、ビールと肉を買いに行きたい。」

おつまみの単語がわからないので…

 

これさえ徹底的に頭に叩き込めば、あとは、そのために行く場所をこのフレーズの最後にくっつければいいわけです。

 

スーパーに行きたいなら

 

「Chci jít do supermarketu koupit pivo a maso」

「私は、スーパーにビールと肉を買いに行きたい。」

もしくは

「私は、ビールと肉を買いにスーパーに行きたい。」

どちらでも可です。

 

「Chci jít koupit suvenýry」

なら、

「私はお土産を買いに行きたい」

 

などなど。

 

釣りがレゴブロックを組み立てるような感覚で仕掛けを選ぶように、言語学習も、なかなかレゴブロックだなと思ったのでした。