ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

言語一般|言語学習をビールで考える

チェコ語学習日数|385日|1年と19日|

ヒアリング時間|765時間

学習トータル時間|1155時間

 

 

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早いもので、今年が終わろうとしています。

コロナで始まり、コロナで終わる。

 

どさくさに紛れていろんなことが起こっていますがそれはここでは控えますが、人間はあらゆる言葉を生み出すのが得意ですね。

 

働き方改革

ニューノーマル

アフターコロナからウィズコロナ

 

これは言語学習の法則とも似ていて、厳密にその言葉の意味を知らなくても人間はイメージで理解ができる生き物だということがわかります。

 

茶店でパソコンで仕事をしていたら、お年を召した方が、「ここまできたらウィズコロナなんでしょ?」 と言っていたのを聞きました。

 

私は元々ライティングの仕事をしているので、コロナになってもあまり働き方は変わらなかったのですが大きく生活が変わった方もいるはずです。

 

89歳の方が、スマホに変えなくてはと言っているのを耳にすると、人間はちゃんと新しいことに対応するようにできているのだなと感じてしまいました。

 

基本的には人間は新しいことに対して拒否反応を示すのですが、ゆっくりだったら新しいことでも受け入れることができます。そしていつの間にかそれが当たり前になってくる。

 

これが言語学習の根本だと思います。急に話すことはできないけれど、わかっていることから派生させれば少しずつ自分の理解力の円が広がっていきます。

 

毎日爪を眺めていても、どのくらい伸びたのかを知ることができないのに、時間が経過したら爪が伸びていると感じることができるのと同じだと思います。

 

そんな言語学習ですが、「何年後かに話したい!」 という目標はいらないと感じます。

 

いつ話せるのかについては自分ではわからないので、そこに目標設定するよりも毎日ひたすらコツコツ勉強することが大切だと思います。

 

***

 

私はビールが大好きなので新しいビールを探すためにお店に寄ったり、醸造所へ出かけていってビールを買ってきたりします。

 

世界のビールスタイルは大きく100種類ほど存在していて、日本で常時飲まれている種類は1種類です。

 

クラフトビール業界でよく目にするスタイル「IPA

 

最初見たときには、単にかっこいい名前のビールだなと思いました。続いて、エール酵母とラガー酵母が存在していることや、ラガーとピルスナーがほぼ同じであることなど、新しいこと(単語)を覚えて行ったのですが、今では酵母のローストの具合とか最先端のビールスタイルとかもすんなり入ってきます。

 

ビールは20歳の頃からずっと好きだったので、お酒は約20年の言語経験とも言えそうです。

 

ビールもあらゆる種類をどっさり買ってきても、どれがどれだかわからなくなりますし、味も忘れてしまいます。

 

私がビールの勉強の時に行ったのは、とりあえずいろんなものを買ってきて、多くの種類が存在していることを理解する。そして、同じピルスナーでも国によって違いが存在していることを確かめて、違うスタイルのビールを試してみる。

 

基本のことを学んでそこから少しだけ枝分かれさせる。

ま、ビールは好きだから学習感覚はありませんでしたが。

 

言語学習も同じで、これは大丈夫という基本的な表現方法をまずは一個しっかりと確立することが大切だと感じます。

 

そうしないといつまで経っても一文すら自分で考えることができない。

 

ある程度インプットが進んだら自分の考えをアウトプットする方法を学ばないと、いつまで経っても語彙ばかり増えて、チェコ語を聞いても全て何を言っているかわからないと感じてしまいます。

 

学習方法としては、毎日行うルーティンの聞き流しと、日によって変える学習法を合わせて、後者は集中する表現型の習得とアウトプットに徹する。

 

格変化で、<ty> の時は語尾が <eš> になると覚えるより、ずっと触れると勝手に脳が理解してくれます。