ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

チェコ語|単語そのものが持つ意味に、注目する

チェコ語学習日数|222日|7ヶ月と9日
Dobrý večer.

 

私が、英語の成績が大変低かったのが、幸いしているのかもしれません。

当時、単語を覚えて英語を話せるとは思えなかったのです。

なんて苦痛なんだ。

ずっとそんなことを考えていて、英語の授業は、消しゴムのカス飛ばし選手権を開催するほどの英語嫌いでした。

英単語をひたすら書いて提出する課題に意味を持たせることができなかったのです。

 

普通に一般的な観点から言えば社会不適合者です。成績悪いわけです。

 

でもその体験があったから、チェコ語を学び始めるときに、幼児の学習方法をそのままコピーしようと思ったわけです。

 

なので、現在もチェコの単語はそんなに知りません。

 

でも、伝えたいことがあるときに伝えることのできるチェコの単語は結構知っていると思います。

 

例えば、ビール。

 

チェコに行く目的が、ビールを飲むためなので、コーヒーとかワインの単語ではなく、|pivo|がビールという意味を持っていることは脳内に染み付いています。

 

単語を覚えるという感覚ではないんですよね。

 

飲む|pít
ビール|pivo

 

この二つさえ覚えていれば、チェコでビールを飲むってことはなんとか達成されそうな気がするほどです。(それは理論飛躍すぎるが)

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で、この単語自体に意味があることが腑に落ちると、急に言語学習が面白くなります。

 

ある状況、伝えたいこと、したいこと、これらの中で上位の感覚を棚卸して、その状況に対応するチェコ単語を、イメージで理会する。

 

例えば、水を飲みたいなとか、どこかに行きたいなとか、自分が何かしたいことを思い浮かべたら、|chci|が単語でイメージできる状態。そんな感じです。

 

チェコ語で市役所を覚えるより、行くとか飲むとか食べるとかを先に覚えた方がいいと思うわけです。格変化を頭に叩き込むより、|Já|と|Ty|の違いを知った方がいいと思うわけです。

 

もしかしたら遠回りかもしれませんが、単語自体の持つ意味を理会しようと思った今日この頃です。