チェコ語学習日数179日 ( 5か月と27日)
Dobré ráno.
昔から、本屋さんに行くのが好きです。
少し前に本屋さんに立ち寄ったらアウトプットに関する本がありました。
言語学習では、インプットが大事かアウトプットが大事かについて様々な意見が氾濫しています。
本当の秘訣はこれ、とか
今まで知られていない、とか
感情を揺さぶるようなキャッチコピーが目立ちますが、結果インプットもアウトプットも両方大事だと思います。
これは内省して感じたことなのですが、自分が行っている学習法に自信がなくなってくると、情報を求めようとします。
ひたすらインプットした方が良いのか、アウトプットした方が良いのかを検討した時期もありましたが、どっちが良いかの発想よりも継続力が大事だと思います。
たった半年しか継続していないのでまだまだこれからですが、毎日学習を続けているので、学習初期の頃に比べたら明らかにチェコ語のことわかるようになっています。
目標を「ペラペラになる」に設定していると、この中間プロセスを見失うことがあるのですが、最強の学習スキルはやはり継続することだと思います。
このまま1年、2年、3年と続けていったら、いつか、必ず話せるようになる。
妙な確信があります。
格変化の法則を忘れてみる
今日は、チェコ語の難問、格変化についての思いつきです。
日本語では、「一緒に」をイメージすると、「あなた[も]」が出てきます。
これが日本語の文法のなんであるのかを知っている日本人はどれだけいるでしょうか。
また、日本語の変格活用なんて、どこかの教室で学んだことをうっすら覚えているレベルです。
ゴミ捨て場で、ゴミ袋が破られていたら、「誰[が]やった?」と思うより、「またカラスか」と思うのは何故なのでしょうか。
このように日本語を母国語として話す人間にとって、文法はあまり関係なく、さらに意識もしていません。
ということは。
ここからいつもの極論です。
↓
být動詞の変化は、それはもう膨大すぎて、頭がパンクしそうになります。
自分がいて:する、した、する予定、したい
あなたがいて:したの?、したいの?、する予定なの?
ここに、自分達、あなた達が加わり、誰かわからないけど、空とか太陽とか変化をもたらすものや、物達があったり、したけど、終わらなかったとか、している途中とか。
する行為だけでもこれだけの幅があります。チェコの格変化もそうですが、日本語も相当ややこしいです。でも、それを一瞬で理解して言葉を当てはめることができている日本人。
で、文法をほとんど知らない。
これが、チェコ語の格変化をいったん忘れてみる。の根拠です。
インプットとアウトプットの量に時間を掛け合わせることで、結果の数値は様々に変化します。
[インプット量]×[アウトプット量]×[時間]=
これは、足し算じゃなくて掛け算だと思います。
4歳児より20歳は、文法をたくさん学んでいるから話せるという訳ではなく、単に上の式に当てはめられる数値が多いだけだと思うわけです。
「格変化を覚える」の代替
ではどうするのか。
今試しているのは、例えば
■škola
■do školy
■školní aktovka
これは、schoolを意味する単語の格変化です。
日本語で言うと、上から
・学校
・学校へ
・学校のカバン(schoolbag)
上記がどんな変化なのかを知識として覚えるのではなく、
シュコラを使うことより、ドシュコリーの方が使用頻度が多いだろうとの予測で、ドシュコリーをまず覚える。
格変化の法則をある程度、頭に入れて(語尾がa,y,íなど)「学校に行くのね」と。
そうすると、「do」+「変化した名詞」のセットを覚えることができます。
街は英語で「city」
チェコ語では
■město
ですが、「do」+になると、「města」になります。
コミュニケーションがメインの話し言葉や書き言葉では、ほとんど変化した名詞が登場するので、学習アプリでは街は「město」だよと学ぶのですが、あまり使いません。
日本語で想像したらわかりやすいかもしれません。
「学校」
だけって使わないと思います。
学校 ”に” いけない学生のための
再開された学校 ”の” 体育館で
学校 ”から” 映像を配信することで
学校だけで登場するのは、例えば論文とかのタイトルで
「教育と学校」とか。
格変化表を覚えるより、変化した単語と使用頻度で身体に染み込ませる。
これやってみようと思います。