ビール、チェコ語、ポーランド語

A record of my love for beer and languages

【チェコ語学習】口の言語回路を作る

チェコ語学習日数178日 ( 5か月と26日)

Dobré ráno.

 

私は情報収集をTwitterメインで行っているのですが、この度語学専用アカウントを作りました。

 

目的は、チェコ関連のタイムラインで満たすこと。

 

 

ニュースサイトや

 

 

チェコのškodaを、チェコ語で読む。

 

そして、本日ご紹介する学習サイトはこちら。

 

「50languages」

 

 

かなりの言語を学ぶことができます。ウェブでもアプリでも。

このアプリの良いところは、一度のアンロック(370円/2020年5月現在)すれば全部レッスンが解放されるところ。毎月の課金は単体では安く感じますが、意外と負担。できるだけお金をかけたくないです。

 

逆に、うーん、な点はUI(ユーザーインターフェイス)です。

簡単に言うと見た目。と、使い勝手。

他のアプリとは違って古典的ですね。

でもまあそこが目的ではないので、そんなに気になりませんが。

 

今日は、前置詞の魔力と、口の回路について。

 

前置詞

 

日本語の仕組みだと、チェコ[は]、ビール[が]などのように、主になる単語を補うように、後につくのですが、英語やチェコ語は、単語の前についてきます。

 

学習初心者である私はいまだに、この法則に慣れないのですが、まあいつかは慣れるでしょう。

 

で、この前置詞のことを学んでいく中で、急にチェコ語の文章が今までとは違うように見えてきた話をします。

 

それと、後からお伝えする口の回路形成とのリンクについても。

 

今まで、単語(日本語での意味)とかフレーズ(型)を覚えてきました。でもそれだとポッドキャストやオーディオブックを聞いていても、あまり変わりがありません。時折、覚えた単語が流れてそれをキャッチすることができたとしても、それだけです。

 

しかし、前置詞を徹底的に覚えていく中で、急に文字が規則的に並んでいることに気づいたのです。前置詞を覚えたことが直接の要因なのか、半年の学習時間なのか、突き詰めるとまた違う原因なのかもしれませんが、今のところ前置詞を覚えたからという可能性の方が高いような気がします。

 

前置詞のチェコ語の覚え方ですが。

 

これはあまりイメージが使えないわけです。

 

■z ...

from...

英語だとこうですね。

 

From Japan

z Japonska

 

これをイメージで理解するために、○を私や主語に。●を対象に。そこに矢印で表現して覚えています。

 

例えば、上の例文で言うと、tady:○ ← Japonska:●

矢印が:z

 

■Jsem z Japonska. 

日本から来ました。

で良いのですが、その大前提として暗黙に双方が理解していることは、「ここへ」です。

 

「いまここ」が場所なのか、時軸における現在のことを指すのかは主語によって変わると思いますが、その主語(仮にチェコ)に対して、周り(仮:日本など)にある場所や事象が存在している。それが集まるイメージが<z>

 

○ ←z ●

 

あえてかなり複雑な言い回しで覚えると、不思議と一瞬で<z>を理解できます。脳のってどんな仕組みなのでしょう。。

 

<z>とは逆に、「いまここ」からどこかに行く。これは広がるイメージです。「いまここ」から矢印がどこか(対象)に伸びている状態。

 

○ →k ●

 

これは<k>です。

 

 

口の回路は脳と連動している

 

次に口の回路について。

口の回路は繰り返しによってしか形成されないような気がします。

 

そう思えるのは、どれだけ目と耳を使って単語や型を増やしていったとしても、口は独立していて全く機能しないからです。もっと簡単に言うと、口に出したときに全く滑らかではなく、チェコ語を目で見て、脳で音を想像して考えて、話すプロセスがバラバラなのです。

 

逆に、単語の意味はわからなくても耳で聞いてそれを声に出すことを練習し、それを継続していくと、こんなことが起こります。チェコ語を聞いたときに、黙読がスムーズになると同時に、舌がその動きを無意識に行う。

 

そこに、前述の前置詞と名詞や動詞が連動していることを覚えると、急にチェコ語の長い文章が、まとまりになって見えてくるのです。不思議。

 

そして、オーディオブックを聞くと、その人の発声の切れ目(ワンブレス)でまとまりがさらに明確になります。

 

繰り返し繰り返し、チェコ語の文章を見ながら、耳で聞いて、声に出す出さないは別にして、唱える。

 

そうすると、

 

■V Česku voda nedojde,

をバラバラにするのではなく、4つの単語で一つのぼんやりとイメージが浮かび上がります。

直訳ではなく、「チェコに、水。はいはい。neがついているから否定を意味する何か」あとは深追いせずに、まあそんな感じとして流します。

で、写真を見て、なんとなく想像。終わり。

 

 

それよりも、個人的に重視したいのは音。

フチェスク ヴォダ ネドイデ

これを舌が覚えるまで数回黙読、もしくは音読する。

 

語彙の蓄積(視覚回路・聴覚回路)と、口の回路は本当は別の世界かもしれません。

思考と、言葉との関連もあるのかな。

 

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